【大洞ノ頭・白滝山】元越谷左俣左谷(沢登り)〜白滝尾根(登山道)

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【大洞ノ頭】 おおぼらのかしら 914m 【白滝山】 841m

登山日 2022年5月8日(日)
山域 鈴鹿山脈
コースタイム 9時間51分 (休憩・装備替え等、約1時間27分含む ※歩行タイムは8時間24分)
コース 国道沿いの駐車地(5:39)〜林道ゲート(5:51)〜猪足谷橋(6:05)〜元越谷下降地点(6:17-6:32 入渓準備15分)〜仙ノ谷出合(6:45)〜元越大滝(7:27)〜[途中休憩 14分]〜中俣と右俣の分岐(9:06)〜中俣と左俣の分岐(9:20)〜左俣大滝(9:30)〜左谷と右谷の分岐(10:36-11:02 休憩26分)〜標高約900mの二俣(12:08) 〜登山道合流(12:31-12:50 休憩・装備変更19分)〜西端尾根分岐(12:54)〜大洞ノ頭(13:14)〜白滝山(13:40-13:53 休憩13分)〜林道方面の分岐(14:40)〜林道合流(14:52)〜林道ゲート(15:20)〜国道沿いの駐車地(15:30)
天候 曇りのち晴れ
駐車場 ★国道477号線沿いの駐車地 , トイレ無し
※林道通行止めゲート付近に数台駐車出来きます。(下山時に4台とまっていました)
※筆者達はデコボコ道がある林道を回避して国道沿いに駐車しました。
備考 ◆元越谷の遡行には沢登り装備で入山しています。
※初心者がいたので安全のためロープを何度か使用しました。
★元越谷は深い淵や釜が多く直登できそうな小滝が多くありました。
※肌寒い日でまだ水温も低いので淵や釜はほぼへつりで突破しました。
★二俣や支沢があるので進む方向には注意が必要です。
★白滝尾根は目印が付いていますが一部悪路があり下りに使用する時は要注意です。
★今回、元越谷遡行時(堰堤の高巻きの時)に蛭に取りつかれました。(要蛭対策)
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行(遡行)の記録です)


行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

【今シーズン沢登り 7回目】
GW 最終日は山岳会のメンバー5人で癒しの元越谷遡行計画を立てる。昨年に遡行して良い感じであったため、山岳会でも計画を 立ててみた感じだが全く同じルートを行くのも芸がないので標高約610mの二俣までの区間は昨年同様として、二俣 からは前回遡行した右俣ではなく左俣を遡行してみることとした。武平峠付近の駐車場に早朝に集合して、そのまま大河原橋 近くの駐車地に移動してから準備をするが、予想以上に寒くいきなりテンションが下がってしまう。肌寒さに震えながら準備を 整え林道を50分ほど歩きいざ入渓してみるも当たり前のようにやはり水は冷たい。水の冷たさに耐えながら遡行を開始して 堰堤3つを左岸より巻き上がったところで本格的遡行の開始となり、まずは大きな淵が現れる。泳いで突破すれば気持ちが 良いだろうと思える淵もこの水の冷たさでは筆者達には泳げずへつって突破する形となる・・・誰か失敗して 落ちないかと密かに期待していたが残念ながら落ちなかった。。。へつり大会が終了すると次なるイベントである元越 大滝が現れる。前回は水量の多さに圧倒され直登は即断念したが、本日の水量も前回同レベルに多そうな感じで再び 見た瞬間に意気消沈、早々と直登は断念し前回同様落ち口のみ突破を図る。とりあえずロープを引いて登り後続メンバー はタイブロックを使用して順に登ってもらうが予想以上に苦戦している模様で最終的にはシュリンゲをプラスでつなぎ引き 上げる形で突破してもらう形となった。ここで苦戦した事により水に当たりすぎたせいで皆寒さに震える事になった・・・。大滝を越えると 元越谷のハイライトとなる癒しの渓相区間で太陽が当たる癒しのスポットで休憩を交えながら進んでいく。標高約610mの二俣からは 未踏の中俣・左俣方面を選択して進んで行くが、ほどなく進むと堰堤が現れ右岸より巻き上がると広い河原の二俣へと到着する。 ここは中俣と左俣の分岐となり左俣を選択して遡行していくと左俣大滝が現れる。大滝というほどの規模は無くフリーで簡単 に突破できる斜瀑であるが、直登できるところがかえって我々のレベルとしては楽しく感じられる。左俣大滝を突破した 後も登れる小滝が続きナメも織り交ぜながら予想より良い感じの谷で会で来るにはちょうど良かった。水が 無くなると稜線への詰めとなるが藪漕ぎも無く鎌尾根に到着、ここで沢装備を解き後は白滝山経由で下山するだけと 進んでいくが、これが本日最大の核心でかなりの急斜面を下る悪路でなかなか疲れる下山となってしまった。なんとか 林道まで降り立ちほっとし後はのんびりと林道を戻り終了となったが、冷たい水の中、参加して頂いたメンバーが満足 してもらえたかは定かではないが無事終了できて良かったと思っている。

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【国道477号線沿いの駐車地】
時間がかかりそうなので早朝に出発

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【国道を3分程歩くと大河内橋】
大河内橋を渡り林道を歩く

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【林道の通行止めゲート】
車はゲート前まで入る事が出来る



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【猪足谷橋は渡らず左折する】
左折して林道を更に進む

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【林道のこの地点から元越谷へ下降した】
下降前に林道でゆっくり沢装備を整えた

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【ようやく入渓】
まだ6時35分、水が冷たい・・・



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【雰囲気が良い元越谷の遡行開始】

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【朝日が反射してキラキラ光り輝く水面】

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【しばらくゴーロ帯を進んで行く】



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【仙ノ谷出合】

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【仙ノ谷出合を過ぎると堰堤が出てくる】

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【この堰堤と次の堰堤を一気に左岸巻き】



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【巻いた2つの堰堤】

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【癒しの渓相を少し進むと】

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【また堰堤が現れ左岸から巻く】



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【堰堤の左岸を高巻中】
斜面のトラバースは滑落注意

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【下降路にはロープが張ってある】

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【堰堤の高巻きで山蛭が靴に付いた】



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【更にゴーロを進んで行く】
初心者もいるのでゆっくりと遡行

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【最初の大きな淵はへつる事に】
筆者が先陣を切ってへつる

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【必死にへつるUさん】



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【ドボンせずに全員無事にへつれた】
まだ水温が低く皆ドボン回避に必死だった

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【振り返り見る大きな深い淵】
暖かい季節なら気持ちよく泳げそう

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【左岸側に岩壁が迫ると大滝は近い】



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【元越大滝が近づいて来た】

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【元越大滝15m】
思っていたよりも水量が多い

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【なかなか立派な元越大滝】



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【一段上に登って見る】

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【近くで見ると水しぶきが凄い】

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【元越大滝の釜はあまり深く無い】
釜の中を歩き(腰くらいの深さ)左岸側から取付き少し登った所でロープを出す



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【ロープを引いて登る筆者】
落ち口に残置ハーケンがある

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【水圧に苦戦するG君】
後続の中間3人はアッセンダー+お助け紐

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【Mさんも大苦戦】
最後はお助け紐で釣りあげられていた



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【ラストのUさんも苦戦の末無事通過】
元越大滝の落ち口の登りで元越谷初見参の3人はシャワーを浴びて体が冷えたようだ

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【元越大滝すぐ上の滝を高巻き中】

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【細い溝状の箇所は流れが速い】



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【ここからが元越谷のハイライト】

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【花崗岩の元越谷癒し区間】

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【へつりながら遡行して行く】



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【美しい浅い廊下状が続く】

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【G君、渾身のヘツリ】

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【エメラルドグリーンの淵が美しい】



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【小滝が次々と現れる】

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【暑い季節なら泳いで突破するのに】

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【癒しの渓相が続く】



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【溝状の滝も難なく突破】

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【浅い廊下状ももうすぐ終了だ】

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【廊下状最後の滝4mの直登を試みる】



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【最後の滝4mをへつる会員達】

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【最後の滝上から廊下を振り返る】

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【中・左俣と右俣の二俣は左へ】
昨年6月は元越谷右俣を遡行した



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【中俣・左俣方面は筆者も初めて】

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【こちらも深そうな所はへつって行く】

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【二俣からほどなくして堰堤が現れる】
この堰堤は右岸から巻いた



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【堰堤上は広い河原で中俣と左俣の分岐】

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【河原にある壊れた橋】

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【二俣を左へ進み左俣の遡行開始】



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【左岸が崩壊した箇所】

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【左俣に入って最初の小滝】

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【その後も幾つか小滝を越えていく】



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【左俣大滝】

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【左俣大滝は段瀑らしい】

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【下からだと上部がよく見えない】



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【筆者は左俣大滝をフリーで登る】
特に難しくなく流芯を直登出来た

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【一応後続にはロープを出す】
1段目の上でピッチを切った

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【一段目の上から見上げるとこんな感じ】
確かに段瀑になっている



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【ロープを引いて2段目以降を登る筆者】

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【左俣大滝上部も流芯を登って行ける】

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【シャワーを浴びながら登るUさん】



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【その後も小滝を楽しく越えていく】

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【左俣は思っていた以上に良い渓相】

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【2m溝状滝にチャレンジするMさん】



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【少し暖かくなり水線通しが快適に】

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【美しいナメ】

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【ナメが連続する】



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【左谷と右谷の分岐は左へ】
右谷へ進みかけたがすぐに気づき軌道修正

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【左谷に入るとまたナメ】
見所が多く撮影枚数が増えていく

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【綺麗なナメが続く】



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【その後も2m程の小滝を登ったり】

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【ナメの廊下を登ったり】

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【谷巾が狭い所を進んだりする】



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【2段のナメ滝】

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【このナメ滝は快適に登れる】

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【一部倒木で埋まっているのが残念】



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【2段のナメ滝の上部を登るMさん】

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【スラブ滝は直登】

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【スラブ滝を登るUさん】



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【次の滝も難しく無く直登出来る】

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【同滝をフリーで登るG君】

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【ここからしばしナメ滝が連続する】



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【ナメ滝は楽しく越えていく】

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【まだ続くナメ滝ゾーン】

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【振り返り見るナメ滝ゾーン】



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【上を見上げると美しい新緑】

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【ナメ滝ゾーンが終わり一息つく】

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【標高約900mの二俣は右へ】



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【谷巾がも狭くなり水量も減って来た】

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【登山道目指し谷を詰めて行く】

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【まだナメが出てきた】



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【満開のシロヤシオ】

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【稜線手前の詰めで幾つか二俣がある】
その都、地形図とGPSで確認して進んだ

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【稜線の登山道まであと少し!】



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【登山道に合流して沢装備を解く】

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【鎌尾根と鎌ヶ岳】

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【シャクナゲ】



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【西端尾根分岐から大洞ノ頭方面へ下る】
大洞ノ頭までの道は一部悪路あり
この区間は登山で歩いたことがある

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【スリップ注意のザレ場の急坂】

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【滑落注意のザレ場の痩せ尾根】



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【シャクナゲ】

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【ハルリンドウ】

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【大洞ノ頭から白滝尾根へ下る】



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【細かいアップダウンのある痩せ尾根】

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【白滝山への登り】
思っていた以上に目印が付いていた

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【白滝山】
後は下るだけだと楽勝モードで休憩していたら、この先に悪路が待っていた・・・



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【急坂をクライムダウンしたり】

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【滑りやすい急斜面を下ったりする】

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【この鞍部から林道に下る】
白滝山〜この鞍部の区間は中々の悪路で登りはマシそうだが下りに使う場合要注意



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【鞍部から林道は普通に歩ける道】
悪路から解放されやれやれだ

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【林道に下りて来た】
朝、元越谷に下降した地点に下りて来た

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【猪足谷出合付近の淵で靴を洗う】
後は駐車地まで戻り終了




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