【 水沢岳・鎌ヶ岳 】 水沢峠登山道〜鎌尾根〜カズラ谷登山道の周回

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【水沢岳】 すいざわだけ 1029.7m 【鎌ヶ岳】 かまがたけ 1161m

登山日 2022年12月30日(金)
山域 鈴鹿山脈 【鈴鹿セブンマウンテン − 鎌ヶ岳】
コースタイム 7時間32分 (休憩、約1時間3分含む ※歩行タイムは6時間29分)
コース 宮妻峡駐車場(7:13)〜水沢岳登山口(7:59-8:04 休憩5分)〜[途中休憩5分]〜水沢峠(9:02-8:06 休憩4分)〜水沢岳(9:39)〜キノコ岩(10:01-10:14 装備変更13分)〜[途中休憩14分]〜西端尾根分岐(11:09)〜岳峠(12:32)〜鎌ヶ岳(12:52-13:10 休憩18分)〜岳峠(13:19)〜カズラ谷分岐(13:33)〜[途中休憩4分]〜標高682m地点(14:07)〜宮妻峡駐車場(14:45)
天候 曇り時々晴れ
駐車場 ★宮妻峡駐車場(無料 下の駐車場は広い) , トイレ無し
★カズラ谷の登山口に数台程の駐車スペースがあります。
備考 ★水沢峠登山道・鎌尾根・カズラ谷コースは目印や標識が整備されています。
※滑落注意箇所やザレ場・トラバース箇所など注意すべき所があります。
★冬の鎌尾根は雪庇が張り出していたり・鎖が雪に埋まったりする場合があります。
※途中でフルアイゼン・ヘルメット・ピッケルの装備にしました。
※念のためロープや簡易ハーネスを携行しましたが使用しませんでした。
◆積雪期は雪の状況によりコースタイムは大きく変わります。
※今回は鎌尾根にトレースが無く硬い雪をラッセルして進んでいるので時間がかかっています。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)


行程地図

【 行程イメージ図 】


断片図

【 断面イメージ図 】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

鈴鹿の雪山としての目標の1つに鎌尾根を踏破するというのがあるのだが、雪が深い時期の鎌ヶ岳にカズラ谷を登るといつも懸念 していたのが鎌尾根1峰からのトラバースで上部に雪庇が張り出している時にどうやって抜けるのだろうかという事であった。 このため、積雪量がまださほど多くないこの時期を狙ってチャレンジする事とし、メンバー4人で宮妻峡駐車場へと集合した。 駐車場から水沢岳登山口まで林道を歩くが、久しぶりに訪れるこの林道歩きはこんなにも長かったかなと愚痴を言いながら進んで行く・・・。 いつもながら出だしの林道歩きは妙に疲れる感じがする。水沢岳登山口から目指す水沢峠方面への登山道には明瞭 なトレースがあり今日はラッセルの必要はないのかなとお気楽モードで登って行く。トレースをたどり水沢峠まで到達すると今まで 明瞭にあった踏み後は跡形もなく消え水沢岳方面は綺麗な雪面と化しているではないか・・・まさかこんなところでトレースが 消えるとは思ってもみなかった。ここから先はトレースを付けながら進んでいく形となるが、本日の雪は重く1歩1歩を踏み込み ながら進む必要があり必要以上に体力を消耗させられながら水沢岳へと到着した。水沢岳からはいったん急な下りとなるが、特に キノコ岩上部からのザレ場の下りは滑りやすく緊張を強いられみんな苦戦している模様だった。アイゼンを装着していれば問題は 無いのだがまだ装着していなかったため、ここは私の判断ミスといえよう・・・普段アイゼンを使わず歩くことに慣れてしまって いたため自分の感覚で普通にそのまま下ってしまったが、人目線で物事を考えないとまずいなという教訓であった。なんとか基部 まで下ったところで装備変更を行い、アイゼン,ピッケル装備でこの先は進んでいく。アップダウンを繰り返しながらほぼ全てを 先頭で歩きトレースを刻んでいくが、雪の重たさの割には調子は悪くないようで止まることなく進んでいける。衝立岩は滋賀県側 より回り込み鎖場の短い急登があるが問題なく通過できた。右側が切れ落ちた尾根を慎重に進んでいき核心と 考えていたP1まで到達、ここから1段下りトラバースで回り込むが、今回の積雪量であれば問題になるような箇所も無く無事に 突破することができた。あとは展望台となる0峰から鎌ヶ岳の写真を撮り岳峠より最後の斜面を登りきると鎌ヶ岳山頂に到着、 無人の山頂の一角で昼食休憩を取った後はカズラ谷をサクッと下って宿題であった冬の鎌尾根を無事踏破することができ満足する 山行となった。鎌尾根の積雪量は概ね膝くらいの深さでほぼすべてを1人でラッセルし進んでいくことができた。

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【宮妻峡駐車場(上の駐車場)】
下の広い駐車場があります

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【鎌ヶ岳(カズラ谷)登山口を見送る】
林道を更に歩き水沢岳登山口を目指す

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【しばらく進むと宮妻林道に雪があった】
硬い雪なので今日より前に降った雪だろう



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【水沢岳登山口】
一息ついてから水沢岳登山道へと入る

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【水沢岳登山道にはトレースがあった】
昨日以前のトレースのようだ

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【滑落注意の標識があった箇所】
足元の注意しながら進んで行く



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【その後もトラバース道を歩いたり】

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【急坂を登ったりして進んで行く】

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【尺五ノ谷の氷瀑】



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【急斜面からみる尺五ノ谷の氷瀑】

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【ロープが無ければ怖いトラバース】
ロープが雪で埋まれば難易度が上がりそう

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【急坂を一登りしたら水沢峠に到着】
風が吹き抜け寒いのでここで上着を着こむ



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【水沢峠から鎌尾根方面はトレース無し】
トレース無しは予想通り

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【雪が固くて重く一歩一歩進むのが大変】

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【筆者の足跡を辿って登るメンバー達】
ここは馬の背のザレ場辺りだろうか



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【ガスに包まれぼんやり見える水沢岳】

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【片側が切れ落ちた尾根は慎重に進む】

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【繊細な樹氷がお目見え】



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【水沢岳直下の登り】

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【水沢岳の山頂に到着】

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【水沢岳から鎌尾根方面へと進む】
少しだけ先頭を皆に変わってもらった



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【雪を踏み抜いて苦しむUさん】

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【キノコ岩(上部)の標識】

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【キノコ岩上部からの激下り】



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【上部からみるキノコ岩の斜面】

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【キノコ岩の通過は滑落注意】

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【花崗岩が風化して出来たキノコ岩達】



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【キノコ岩のザレ場を通過中】
ザレ場は滑るので恐々と下るメンバー達

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【キノコ岩の標識の所で装備変更】

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【アイゼン・ピッケルを装備し縦走再開】



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【眺望の良い県境稜線】

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【雲母峰】

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【左上にP1028が見えてきた】



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【思ったより雪が深く歩みは遅い】
Mさん、太ももまで踏み抜き奮闘中

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【遂に青空が覗いた!】

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【水沢岳を背後に撮影を楽しむ相方】
ここから少し進んだ風裏で休憩にした



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【P1028付近を通過中】

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【P1028(7峰)からの鎌尾根】

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【P1028以降は小さなアップダウンの道】



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【6峰から見る衝立岩と鎌ヶ岳】

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【鎌尾根越しに見る鎌ヶ岳】

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【衝立岩(ついたていわ)と4峰】



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【西端尾根分岐(5峰)】

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【衝立岩を見ながら鞍部まで下る】

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【雪庇に注意、出来るだけ木の脇を歩く】



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【衝立岩が近づいてきた】

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【衝立岩を滋賀県側から巻く】

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【衝立岩の巻道の急斜面を通過中】



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【衝立岩の巻道は一部鎖が埋まっていた】

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【衝立岩を無事に巻き終えた】

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【岩を回り込むように進み】



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【斜面を少し登ると4峰に立つ】
時々、ご褒美の青空が覗いてテンションUP

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【4峰から見る水沢岳〜5峰】
今まさに歩いて来た道だ

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【4峰〜3峰間の繊細な樹氷達】



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【相変わらず三重県側は切れ落ちている】

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【振り返り見る4峰】

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【3峰までやって来た】



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【鎌ヶ岳(左上)と2峰(正面)】

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【雪山縦走を満喫中のMさん】

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【一息付ける雪原】



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【2峰のザレ場を登って行く】

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【鎌尾根(ザレ場下部)の標識】

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【樹氷の中を歩くメンバー達】



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【2峰の雪庇】
気を抜かないよう慎重に通過した

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【その後もヤセ尾根や】

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【雪庇が張り出す尾根を進んで行く】



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【1峰から振り返り見る鎌尾根】

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【1峰から見る0峰】

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【1峰からは三重県側に少し下る】



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【1峰からの下りは急坂なので要注意】

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【核心のトラバース箇所】

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【一部、鎖は埋まっていた】
まだ鎖が出ている所が多いので懸念していたトラバース箇所は難なく通過できた



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【鎌尾根の最後は0峰の登り】

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【鎌尾根と雲母峰道の分岐】
ここから岳峠に行く前に0峰で撮影タイム

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【0峰からの鎌ヶ岳は筆者のお気に入り】
ここから見る鎌ヶ岳が大好きだ



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【岳峠】
0峰からは踏み固められたトレースが有る

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【長石谷分岐】
標識が雪にほぼ埋まりかけている

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【鎌ヶ岳までもう一登りせねば】



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【ここに来てご褒美の青空が!】

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【青空に映える樹氷】

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【歩いて来た鎌尾根】



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【更に急坂をもう一登り】

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【頂上にある祠と鳥居】
今年の1月の時は鳥居が雪に埋まっていた

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【鎌ヶ岳の山頂】
13時前だが頂上は無人だった



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【水沢岳と鎌尾根】
頂上付近で景色を見ながら昼食タイム

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【カズラ谷コースへと下山していく】

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【カズラ谷分岐から宮妻峡方面へ】



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【踏み固められた道なのでサクサク下る】
積雪期は雪の状況で時間が大きく変わる

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【標高550m辺りで積雪が無くなった】

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【鎌ヶ岳登山口に下りて来た】
2022年も登り収めの山行も無事に終了




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