【小蓮華山】 これんげさん 2766m 【白馬岳】 しろうまだけ 2932m

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登山日 2010年9月18日〜19日
山域 飛騨山脈-後立山連峰(北アルプス) 【−白馬岳】
コースタイム 【1日目】 7時間18分(休憩約50分) , 【2日目】 5時間10分(休憩約35分) 
※休憩含む テント設営と撤収時間は省く
コース 【1日目】蓮華温泉(5:18)〜天狗の庭(6:55 休憩約5分)〜白馬大池山荘(8:09 休憩約10分)〜船越ノ頭(9:10)〜小蓮華山(8:33 休憩約10分)〜三国境(10:59 休憩約5分)〜白馬岳(11:50 休憩約20分)〜白馬岳キャンプ場(12:36)
【2日目】白馬岳キャンプ場(5:50)〜白馬岳(6:24)〜三国境(6:54)〜小蓮華山(7:33 休憩約5分)〜船越ノ頭(8:12 休憩約5分)〜白馬大池山荘(8:44 休憩約15分)〜天狗の庭(9:43 休憩約10分)〜蓮華温泉(11:10)
※5分未満の休憩は省略
天候 【1日目】 晴れのち曇り , 【2日目】 晴れのち曇り
駐車場 蓮華温泉駐車場(70台程)  トイレ有り
※夏山シーズンの週末はすぐ満車になると思います。蓮華温泉の温泉客もこの駐車場を使用されます。
日帰り温泉 蓮華温泉 白馬岳蓮華温泉ロッジ ,  道の駅 小谷 深山の湯
備考 白馬岳付近の登山に関する情報は白馬村観光局公式サイトに詳しく掲載されています。
同サイトで登山者カードがダウンロード出来ます。事前に書いていけるので便利です。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【行程イメージ図 蓮華温泉からのピストンコース】


断片図

【断面イメージ図 標識によると約22kmのコース】




【承認番号 平22業使 第8号】
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の了承を得て同院発行の 数値地図25,000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。」
承認を得て作成した地図画像などを複製及び使用するには国土地理院長の承認を得なければなりません。



山行のつぶやき

9月の3連休を利用し今年2度目の北アルプスに出かける事とし約10年ぶりに白馬岳テント山行を計画した。前回は大雪渓から 登り白馬3山を縦走し鑓温泉から下山するコースを取ったが、今回は趣向を変えて蓮華温泉から小蓮華山経由で白馬岳を目指し鉱山道より蓮華温泉へ 下る周回コース予定で入山する。登山口から白馬大池までは比較的歩きやすく順調に標高を稼いでいき、途中にある天狗の庭付近からは雪倉岳・朝日岳 方面が綺麗に見え気分良く大池まで到着する事が出来た。体力的には本日快調のようでいい感じに登っては来ているのだが今年2度目となるテント泊 荷物はこの辺りから本領を発揮し始め“子泣き爺”化し肩に食い込んで著しく体力を消耗させ襲いかかってくる。白馬大池から雷鳥坂を登り小蓮華山を 目指すが一気にガスが上がってしまい船越の頭に到着する頃には白馬岳方面はすっかりガスに覆われ何も見えない状況となってしまった。。 小蓮華山頂に到着する頃には肩の痛みもピークとなり小休憩を繰り返しながら(リュックを下ろしたくて仕方が無い・・・)やっとの思いで白馬岳頂上に 達する事が出来た。山頂で昼食の弁当を頂き本日の宿泊場所である白馬頂上宿舎テント場へと向け下って行く。テントを設営し本日の計画終了を祝って 頂上宿舎で生ビールと枝豆で乾杯するが、いつもこの一杯が最高なのである。晩御飯までは時間があるためテントで昼寝をし3時過ぎに起きてみると 既にテントを張る場所が無いほど大入りであり白馬は相変わらずの人気であるなと思う次第であった。5時くらいに早めの晩御飯を済ませ早々に就寝する 事にしたのであるがこの後過去経験した事が無いほどの夜の長さを思い知る事となるのであった・・・。夜8時頃に風の音が強くなり目が覚めたがここからが 地獄のような一夜の幕開けである。強く吹く風は鎮まるどころかどんどん勢力を増し台風なみの突風が吹き荒れてくる。テントが壊れそうな突風に フライシートが風を受け勝手にチャックが開いてしまう状況のなか何度も閉め直し外れたペグを固定し不安になりながらとてつもなく長い夜を 過ごしたのであった。風との格闘にあけくれ結局ほぼ眠れぬまま朝を迎えたときには疲労感というよりも安堵感のほうが大きな状況であった。 朝も風は吹いていたが天気は素晴らしく昨日見れなかった剱岳方面も一望に見渡す事が出来る。今日は鉱山道を通って一気に下山するルート予定 であったがせっかくなので昨日見れなかった景色を堪能しようと小蓮華山経由のピストン山行へと予定を変更する事とし出発する。白馬岳山頂への 登り返しは突風が吹き荒れ立っているのも辛い状況のなかリュックが風に煽られ体ごと持って行かれそうになりながらも何とか進んでいく。しかし前を歩いて いた男性の帽子は突風に吹き飛ばされ谷へと吸い込まれていったのであるが・・・白馬岳を越え小蓮華山へと歩を進めていくと昨日見れなかった 白馬岳や杓子岳の雄姿が堂々とそびえルート変更は間違っていなかったと実感する。昨日の登りではほとんど人に出会わなかったのであるが本日は やたらと登山者が多い状況のなか、写真を取りまくりながら白馬大池へと到着し休憩とする。大池山荘前も昨日とは異なり色取り取りのテントで 華やかであった。(同じ3連休なのにこの差は何であろうか・・・)休息を取ったあと、相変わらず重いリュックを担いで蓮華温泉へと向け下山したので あった。道の駅『小谷』にある深山の湯で汗を流し帰路に着くのであるが、肩に食い込んだリュックの跡が今回の山行の辛さ(体力の無さ?)を 物語っているようであった。(正直空身であれば十分日帰りも可能であると思われる)

朝5時半で6割くらい停まってました

【蓮華温泉駐車場】

ロッジの裏へ回ると登山口

【蓮華温泉ロッジ】

ここから登ります

【白馬大池方面登山口】



最初はなだらかな坂道

【最初は比較的登り易い】

ここから小蓮華山・雪倉岳・朝日岳が良く見える

【天狗の庭に到着】

ゴロゴロした石の登山道が続く

【大きな岩の登山道】



ここで朝ごはんを食べる

【白馬大池山荘に到着!】

右上の山が小蓮華山

【まずは小蓮華山をめざそう】

池より下に雲がある!

【振り返ると白馬大池が見える】



眺望最高だ!

【雪倉岳・奥に朝日岳】

白馬岳方面はガスに包まれた〜

【小蓮華山がガスに襲われる・・・】

頂上は崩落の為登れない

【小蓮華山頂上に到着】



三国境までは気持ちの良い稜線を行く

【次は三国境を目指す!】

鉢ヶ岳・雪倉岳方面は良く見えた

【白馬岳を登る前に三国境で休憩】

ザックの重さに疲れもピークに

【ガスのかかる白馬岳をめざす】



白馬三山方面はガスの中・・・

【旭岳方面も良く見えた】

白馬岳少し手前の斜面は紅葉チックで美しい

【斜面が紅葉して見えるのはコレ!】

待望の昼ごはんだ!

【白馬岳に着いた!!】



白馬岳の開山と発展に尽力を注いだお方です

【松沢貞逸氏記念碑】

15時頃起きるとテント場は満員になってました

【テント場で昼寝をする事に】

土手焼き・スープでお焦げ・弁当の残り・おにぎり

【今日の晩御飯】



風が抜ける道は台風並みの暴風

【2日目 また白馬岳に登らねば】

今日は展望最高!

【剱岳が見えた!】

右上にテント場がある

【白馬山荘から見た村営頂上宿舎】



幻想的な風景

【白馬岳から見た白馬沢方面】

展望の良い稜線

【爽快な稜線を行く】

斜面が紅葉していて美しい

【白馬岳と剱岳】



誰も朝日岳方面へ行かない

【三国境に到着】

鉱山道をやめ昨日登ったコースを下山

【小蓮華山方面で下山する事に】

景色に見とれる

【白馬岳と杓子岳と鹿島槍ヶ岳】



昨日と違い今日は展望最高!

【小蓮華山の鉄剣まであと少し】

白馬岳もチラッと見えます

【小蓮華山頂上】

昨日は自分たちだけだった

【今日は船越ノ頭に人がいっぱい】



栂池自然園から登るコースもある

【下方に栂池自然園が見える】

重なってるので判りにくいが五竜も見える

【鹿島槍ヶ岳の手前は五竜岳】

ハイマツ帯を下る

【白馬大池を見ながら下る】



ここで軽食タイム!

【白馬大池山荘にテントがいっぱい】

美しい景色も見おさめだ

【天狗の庭を下って行く】

蓮華温泉まであと少しだ

【蓮華温泉ロッジが近づいてきた!】





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