【九重連山周遊山行 2泊3日テント泊(後半)】

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【白口岳】 しらくちだけ 1720m 【稲星山】 いなぼしやま 1774m
【中岳】 なかだけ 1791m 【天狗ヶ城】 てんぐがじょう 1780m
【久住山】 くじゅうさん 1786.5m 【星生山】 ほっしょうざん 1762m
【三俣山】 みまたやま 1745m 【大船山】 たいせんざん 1786.2m
【高塚山】 たかつかやま 1587m 【平治岳】 ひいじだけ 1642.8m

登山日 2013年4月27日(土)〜29日(月)
山域 九重連山 【 − 久住山】 ,【日本三百名山 − 大船山】
※九州本土最高峰は「中岳」,九重連山主峰は「久住山」です。
コースタイム 【1日目】10時間4分 (休憩時間とテント設営時間1時間34分含む ※歩行タイムは8時間30分)
【2日目】8時間25分 (休憩48分含む ※歩行タイムは7時間37分)
【3日目】1時間33分 (休憩約なし  ※歩行タイムも1時間33分)
コース 【1日目】
長者原(5:42)〜雨ヶ池(6:45)〜坊ガツル(7:21-7:49 テント設営28分)〜法華院温泉(7:58)〜鉾立峠(8:17)〜白口岳(9:01-9:06 休憩5分)〜稲星山(9:31)〜中岳(9:57-10:03 休憩6分)〜天狗ヶ城(10:14-10:21 軽食休憩7分)〜久住山(10:46-10:56 休憩10分)〜久住分れ非難小屋(11:12-11:21 休憩9分)〜星生山(11:54-12:05 昼食休憩11分)〜久住分れ(12:35)〜諏蛾守越(13:14)〜三俣西峰(13:34)〜三俣本峰(13:56)〜三俣南峰(14:15-14:21 休憩6分)〜法華院温泉(15:24-15:36 休憩12分)〜坊ガツル(15:46-テント泊)

【2日目】
坊ガツル(5:34)〜立中山分岐(6:09)〜段原(6:47)〜大船山(7:08)〜段原(7:26)〜大戸越・平治岳分岐(7:36)〜岳麓寺分岐(8:23)〜風穴(8:27)〜天狗分れ手前分岐(9:05-9:10 休憩5分)〜高塚山(9:21)〜天狗岩(9:48-10:04 昼食休憩16分)〜天狗分れ(10:18)〜風穴(10:47-10:52 休憩5分)〜奥ゼリ分れ(11:15)〜男池方面分岐(12:08)〜大戸越(12:13-12:25 昼食休憩12分)〜平治岳(12:59-13:09 休憩10分)〜大戸越(13:30)〜坊ガツル(13:59-テント泊)

【3日目】
坊ガツル(7:32)〜雨ヶ池(8:15)〜長者原(9:05)

天候 【1日目】快晴 (文句なしの晴天だった)
【2日目】快晴 (2日連続で文句なしの晴天だった)
【3日目】晴れのち曇り (朝は晴天だったが徐々に雲が出てきた)
駐車場 ★長者原駐車場(無料 3箇所あり広い駐車場) トイレあり
日帰り温泉 長者原温泉 長者原ヘルスセンター ・  筋湯温泉  うたせ湯 ・ 岩ん湯 ・ 薬師湯
※うたせ湯・岩ん湯・薬師湯はお湯に浸かるだけをイメージしたほうが良いかもです。
備考 ★登山届は長者原の駐車場から数分進んだところに設置されています。
★周辺地域全体を指す場合は「九重山・九重連山」を用い、主峰である単独の山を指す場合は「久住山」が一般的との事。
★トイレは長者原駐車場・坊ガツル・久住分れ非難小屋横(チップ制)にあります。
★三俣山南峰から坊ガツルへの直登ルートは急坂で滑る箇所が多数あり、雨天時はお勧めしません。
★前岳、天狗岩、高塚山などの峰からなる鐘状の火山を「黒岳」と言います。
★坊ガツルのテント場は草原で広く、水場・炊事場・休憩小屋・トイレがあり、無料。(2013年現在)
★法華院温泉のテント場は談話室に水道・トイレがあり1泊300円、入浴料は500円(2013年現在)
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)





行程地図

【行程イメージ図 長者原からの周遊コース】


断片図

【断面イメージ図 後半(2日目と3日目)のコース】



断片図

【断面イメージ図 2泊3日テント泊 全コース】




【承認番号 平24情使 第800号】
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の了承を得て同院発行の 数値地図25,000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。」
承認を得て作成した地図画像などを複製及び使用するには国土地理院長の承認を得なければなりません。



山行のつぶやき

2日目は坊ガツルをはさみ初日登った久住山方面とは対面に位置する大船山・平治岳方面をターゲットに登る予定である。 朝食を取り明るくなってきたところで本日最初の目的地となる『大船山』を目指し登って行く。ごつごつとした石の斜面を登って行き標高を 稼いでいくと、5合目付近で視界が開け朝日に照らされた三俣山や中岳方面が視界に飛び込んでくる。景色を堪能しつつ高度を稼いでいき分岐点 となる段原までやってくると、ここからの稜線は風が強く大船山の山頂までは強風に晒されながらの行動となった。山頂は強風で寒くゆっくりとは していられない状況であったため、すぐに段原まで戻り黒岳を目指し進んで行く。ここから黒岳は近くに見えるのであるが、その間に深い谷の ように落ち込んでいるのが見て取れる。あまり下りたくは無いのであるが残念ながら大きく下り登り返さなければならないようで、谷の間にロープウェイを かけてくれないかなと心底思ってしまう。 (何のために山登りやっているんだ?!と突っ込みたくなるが所詮本心はこんなものなのである・・・) 谷を下りきった分岐を黒岳方面に少し進むと風穴に着き、その穴の中には氷柱があり涼しい空気が出ている。ここからは黒岳目指し一気に登り返して行き主峰である高塚山 山頂まで登り詰める。高塚山をあとに岩峰である天狗岩に登るが、大きな岩の登山道はアスレチック気分満載でなかなか楽しく九重の中では珍しい感じである。 天狗岩でパンを食べカロリー補給をし風穴まで一旦下って行くが、この時点で大分足が疲れてきている状況にあった。正直もうテントに戻りたい気分であるが 残念な事にテント場に戻るには山越えをしないと戻れないのである・・・。仕方がないので重い足を引きづりながら大戸越目指しだらだらと奥ゼリを登り 返して行き、なんとか峠までやってきたがここから平治岳までの登りが完全に堪えてしまい、時々足が止まりながらなんとか登り切ったという実感であった。 平治岳山頂からは初日に歩いた山々を一望しこれでようやく登らなくてよいという安堵感を満喫しながら休憩を取った。あとは下るだけなので ゆっくりと坊ガツル目指し下って行き、 2日目の行程を無事終了した。テントに戻ったあとは今回の目的の1つである法華院温泉で汗を流しチューハイを飲んだ 後、草原で昼寝をするという山での最高の贅沢で締めくくる事ができた。やはり草原のテント場は背中が痛くなる事もなくフカフカで最高である。 3日目は初日に三俣山を登っているので下山だけとなりゆっくりと朝食を食べて仕度をし、長者原登山口へと戻って2泊3日の山行も無事終了した。 時間も早いので車で少し移動し涌蓋山に立ち寄る事としたが、やはり九重山群は筆者にとって思い入れの強い山域である事を再認識した山行であった。
普段登山をするしないに関わらず子供の頃に体験登山で山に登った経験がある人は多いと思うが、筆者にとっての思い出の山が『久住山』となる。 中学・高校で体験学習としてそれぞれテント泊で九重高原に訪れ、その中の一環として久住山登山が組み込まれていたのである。もちろん当時山登りに 興味は無くただしんどかっただけの思い出しか無いのであるが。。。そんな時代から20年以上が経過し、今ではすっかり好んで登るようになって しまっている自分を振り返ると、人生どう転ぶかわからないなと実感させられる。

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【2日目 朝食はジャージャー麺】
人生初のジャージャー麺を食す!
思ってたより甘い感じの味付けだ

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【月を浮かべる中岳】
ゆっくり食事してたら夜が明けてきた
急いで準備して出発しよう

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【大船山と平治岳の分岐】
ここが坊ガツルからの各登り口だ
まずは大船山から上り周回の予定



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【大船山登山道を登る】
むむ いきなり岩々しい感じだ

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【立中山への分岐】
この辺りは歩きやすい

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【展望のない登山道を登っていく】
朝焼けに間に合うだろうか・・・



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【5合目の展望地】
おー 間に合ったかも

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【白口岳・中岳・天狗ヶ城】
手前の低い山が立中山

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【大船山が近づいてきた】
14年ぶりの大船山だ



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【段原(だんばる)】
まずは大船山に登り戻ってくる

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【大船山の頂上】
景色は最高!でも強風で即撤退

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【段原まで戻ろう】
北大船山と米窪は独特の眺め



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【段原から黒岳をめざす】
ミヤマキリシマの中を泳ぐように進む

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【大船山の御池(おいけ)】
米窪の縁を沿うように進んでいく

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【大戸越・平治岳との分岐】
平治方面は「谷に下りるな!」とある



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【ようやく歩きやすくなった】
まだ米窪の縁なのでほぼ横歩き

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【さぁドンドン下らねば】
大船山から550mほど下るのだ;;

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【岳麓寺方面との分岐】
やっと下りきった〜



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【風穴・黒岳方面への道】
苔むした岩がゴロゴロした道

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【昔、蚕を保存したという風穴】
黒岳から下山後ゆっくり見物しよう

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【さて黒岳へ登るとするか】
黒岳主峰まで340mほど登らねば



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【急傾斜のガレ場を登る】
ロープが設置されている箇所もある

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【天狗分かれの少し手前の分岐】
先に高塚山に行くので左へ折れる

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【高塚山(黒岳の主峰)】
この辺りのピークの総称が黒岳との事



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【左は前岳、右が天狗岩】
次は天狗岩を目指すとしよう

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【左奥は三俣山、右が平治岳】
平治岳まで遠そうだなぁ・・・

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【天狗分れ】
天狗岩に行ってここに戻ってくる



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【天狗岳の登り】
大きな岩場を慎重に登る

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【天狗岩を登り切った〜】
中々見晴らしが良い

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【左奥は平治岳、右が高塚山】
景色を楽しみながら昼食タイム



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【朝に登った大船山】
あそこから歩いて来たんだなぁ

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【岩に自生する木】
あんな所で根が張れるのだろうか

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【この白い花は何だろう】
花を探しながら風穴まで下る



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【ヤブレガサ】
最近覚えたばかりの植物なのだ♪

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【風穴まで下りて来た】
せっかくなので中を覗いてみる

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【中には氷があった。】
昔はここで蚕を保存したそうだ



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【風穴から男池方面へ進む】
おっ この辺りは立派な木々が多い

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【またしてもゴロゴロ石の道】
歩きにくいので足が疲れる;;
黒岳に向かう人とよくすれ違う

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【奥ゼリ分れから大戸越へ】
男池方面との分岐点となっている
平治岳までは400mほど登らねば・・・



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【大戸越への登り】
破線ルートだが特に問題なし

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【男池方面との分岐】
ここから男池方面の方がメインルート

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【大戸越(うどんこし)でのんびり】
景色も良く広くて絶好の休憩スポット



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【変な模様のテントウムシ発見】
カメラを向けても全く動かない

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【平治岳まであと一踏ん張り】
上りと下りの道は分かれている

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【クサボケ】
花言葉は「一目ぼれ」だそうな



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【ミヤマキリシマが一番多い平治岳】
6月は人で溢れかえるそうだ

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【キジムシロ】
この辺りは特によく咲いていた

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【平治岳まであと少し】
南峰を右に巻いて登る



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【平治岳に到着】
ここで地元の方から色々情報を頂いた

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【昨日歩いた山々達】
中岳・天狗ヶ城・久住・星生山・三俣山

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【湧蓋山】
明日下山後、余裕があれば登る予定



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【下り専用路で下山開始】
はるか右下に坊ガツルが見えている

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【北大船山を見ながら下る】
大戸越まで一気に下る

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【大戸越から坊ガツル方面へ】
撮影もそこそこにして下ろう



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【平治岳登山道を下る】
この道は1人1石運動が行われている

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【ハルリンドウかな】
坊ガツル付近に沢山咲いていた

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【我が家まで帰って来た〜】
早速、法華院温泉の風呂へ行こう!



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【入浴後、酎ハイを頂いて昼寝】
最高の贅沢だ♪

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【本日の晩御飯は親子丼】
今日こそは夕日を楽しまねば

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【赤く染まる大船山】
充実した1日を終え就寝タイム



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【3日目 朝ごはんはラーメン】
本日はのんびり起床

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【更にペンネとコーヒーも追加】
食べ過ぎ!って突っ込みは無しで・・・

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【お! 平治岳から朝日が昇った】
恒例の撮影タイムとするかな



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【今日もいいお天気だ】
さて、テントを撤収しよう

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【撤収後、いい感じの雲になった】
この景色ともいよいよお別れ

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【さぁ下山開始】
ザックはずいぶん軽くなった



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【雨ヶ池の木道】
行きよりクサボケが咲いてる気がする

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【ダテ原湿原まで帰って来た】
タデ原と坊ガツルはラムサール条約に登録

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【長者原の水場】
おし!移動して湧蓋山へ登ろう




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