塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳 菩提峠からの日帰りピストンコース

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【二ノ塔】 にのとう 1144m 【三ノ塔】 さんのとう 1204.8m
【烏尾山】 からすおやま 1136m 【行者ヶ岳】 ぎょうじゃがたけ 1188m
【新大日】 しんだいにち 1340m 【木ノ又大日】 きのまただいにち 1396m
【塔ノ岳】 とうのだけ 1491m 【日高】 ひったか 1461m
【丹沢山】 たんざわさん 1567.1m 【不動ノ峰】 ふどうのみね 1614m
【鬼ヶ岩ノ頭】 おにがいわのかしら 1608m 【蛭ヶ岳】 ひるがたけ 1672.7m

登山日 2014年4月26日(土)
山域 丹沢山地 【 】 ,【丹沢山地最高峰 − 蛭ヶ岳】
※丹沢中央部に連なる山々の総称が百名山とされる。
※制覇のピークとしては丹沢山か蛭ヶ岳が有力のようですが・・・。
コースタイム 11時間29分 (休憩約1時間15分含む ※歩行タイムは10時間14分)
コース 菩提峠駐車場(4:26)〜表尾根1の道標(4:32)〜二ノ塔(5:27)〜三ノ塔(5:42-5:50 休憩8分)〜烏尾山(6:11)〜行者ヶ岳(6:31)〜新大日(7:05)〜木ノ又大日(7:21)〜塔ノ岳(7:42)〜日高(8:06)〜丹沢山(8:38-8:51 休憩13分)〜不動ノ峰(9:29)〜鬼ヶ岩ノ頭(9:47)〜蛭ヶ岳(10:14-10:25 休憩11分)〜鬼ヶ岩ノ頭(10:48)〜不動ノ峰(11:09)〜丹沢山(11:45-12:04 休憩19分)〜日高(12:32)〜塔ノ岳(12:55-13:06 休憩11分)〜木ノ又大日(13:26)〜新大日(13:38)〜行者ヶ岳(14:08)〜烏尾山(11:24-14:32 休憩8分)〜三ノ塔(14:57-15:02 休憩5分)〜二ノ塔(15:14)〜表尾根2の道標(15:43)〜菩提峠駐車場(15:55)
天候 晴れ(一日中、良いお天気だった)
駐車場 ★菩提峠駐車場 (無料 20台程) ・ トイレ無し
※数分程下った表尾根1の道標付近にチップ制トイレがある。
★ヤビツ峠駐車場(無料 25台程) ・ トイレ有り
日帰り温泉 湯遊三昧 湯花楽 ・ 鶴巻温泉 弘法の里湯  
備考 ★ヤビツ峠に登山届が設置されています。
★コース上に有料トイレが数ヵ所にあります。(小銭の準備をお忘れなく!)
※今回、烏尾山・塔ノ岳・丹沢山のトイレは使用出来る事を確認いたしました。
※使用したトイレットペーパーは持ち帰りとなります。
★今回のコースはアップダウンが非常に多いコースとなります。
★丹沢には沢山の山小屋があります。(山小屋により営業日は異なるようです)
※ちなみに新大日茶屋は休業中です。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【行程イメージ図 菩提峠から蛭ヶ岳の日帰りピストンコース】


断片図

【断面イメージ図 距離が長くアップダウンが多い日帰りコース】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

今年のGWは仕事の都合もあり、4月末に4連休が取れるだけとなってしまった。この4日間を有意義に使い 山旅を満喫しようと別山方面(白山)を計画立てていたが、市ノ瀬ビジターセンターまでの道路冬季閉鎖解除情報を問い合わせた所まだ未定との 回答だった為、急遽行先を変更し富士山の写真撮影山行へと出かける事とした。初日の目標はまだ残っている百名山『丹沢山』 の制覇である。丹沢はいつでも来れるだろうと考えずっと後回しにしてきた山であったが、丁度いい機会なので今回の山行で一緒に片付けて しまおうという魂胆である。地図で見る限りなかなかのロングコースであるため、まだ薄暗い菩提峠を早朝出発し、まずは最初のピークである 二ノ塔を目指し登って行く。整備された登山道をウォーミングアップとばかりゆっくりと登って行き、二ノ塔を越え三ノ塔へと到着すると 目の前に衝撃の光景が飛び込んできた。これから縦走していく丹沢の山々が目に飛び込んでくるのであるが、それよりもそのアップダウン の多さと三ノ塔からの大きく下り登り返す登山道のしんどそうな道程に愕然としてしまったのである。。。完全に丹沢をなめていた 筆者にとってかなりのダメージである。愚痴を言っても仕方ないのでオーバーペースにならないよう出来るだけゆっくりと歩く事に専念し、 一つ一つピークをクリアしていき出発から3時間強で塔ノ岳山頂まで辿り着いた。この時点で日帰り『蛭ヶ岳』は筆者等には厳しいのでは ないかと不安になりながらも丹沢山目指して進んで行く。丹沢山頂で悩んだ末、筆者禁断のカロリー補給『コカコーラ』に手を染めてしまい、 気合を入れ直した所で最高峰『蛭ヶ岳』へと突き進んでいく。いったい幾つのピークがあるんだと内心腹が立ちながらもここで引き返せば 蛭が岳を宿題として残し、また再び来なければならないと心に言い聞かせる。今回で意地でも終わらせるという気持ちだけを頼りに ヘトヘトになりながらも蛭ヶ岳まで到着し達成感で一杯となったが、もちろん問題はこれからである。幾つものピークを越えて来たという事は ピストンである以上、その全てを登り返して戻らなければならないという事である…。ただ今までと違いこれからは進めば進んだだけ 終わりが近づく(今までは進めば進む程、登山口が遠くなっていたので…)という事実だけを頼りに進んで行く。丹沢山まで戻り昼食で 英気を養い、塔ノ岳まで戻って見ると朝の静かさとは打って変わり目を疑うほどの大勢の登山客でごった返していた。ここでまたしても サイダーに手を染めエネルギーを充填し往路を引き返していくと、烏尾山で遂に最大の難所が目の前に立ちはだかった。忘れたくても常に忘れる 事の出来なかった三ノ塔への最後にして最大の登り返しである。本来なら大袈裟に言うほどの標高差では無いのだがここまでで体力を 使い果たしている筆者にとっては壁のように思えてしまうのである。実際はそれほど思うほども無く意外とあっさりと登れてしまったので あるが。三ノ塔を越えれば後はようやくほぼ下るのみとなり心にゆとりが出来る。花の写真でも撮りながら何とか目標のコース通りに歩けた事に 満足し初日の山行を充実感一杯に終了する事が出来た。恐るべし『丹沢山』筆者の中で、こんなにハードな山であるとの認識が無かった だけに印象に残るしんどさであった。次に来る機会があればもっとのんびり山行計画にしようと密かに心に誓ったのである。
日本百名山 : 82個目

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【菩提峠駐車場】
まずは道路を約400m程下ろう

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【表尾根1の道標地点】
ここから塔ノ岳まで6.1qらしい

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【整備された登山道を登る】
写真のような階段が多い



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【大山から登る朝日】
ふと振り返ると何とも幻想的な景色

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【まずは二ノ塔(表尾根4)に到着】
ベンチがあるので一息つく

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【二ノ塔からみる三ノ塔】
塔ノ岳まではまだ4.6qもある



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【三ノ塔への登り】

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【三ノ塔に到着〜】
緑の屋根の建物は休憩所

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【お〜 富士山発見!】
凄い霞んでいるなぁ・・・



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【今から歩く稜線が見えている】
烏尾山(左下)塔ノ岳(中央左)丹沢山(右奥)

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【満開の馬酔木】
斜面にたくさん咲いていた

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【急坂を大きく下り烏尾山へ登る】
帰りにこの登り返しは堪えそうだ;;



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【烏尾山に登って来た〜】
山頂には烏尾山荘がある

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【戸川・大倉方面との分岐(表尾根8)】
分岐点には道標があり解り易い

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【烏尾山にある有料公衆トイレ】
トイレがあるのはとても有難い



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【展望の良い稜線を進んで行く】
細かいアップダウンが多いなぁ・・・

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【行者ヶ岳を通過】
塔ノ岳まであと2.3q

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【鎖場を慎重に下る】
ゆっくり行けば問題無し



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【この上が政次郎ノ頭】

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【塔ノ岳もだいぶ近づいて来た】
左から塔ノ岳・木ノ又大日・新大日

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【新大日(表尾根13)】
新大日茶屋は休業中との事



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【木ノ又大日を通過】
塔ノ岳まであと700mになった

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【崩壊の為、少しだけ迂回する】
北側に迂回路が付いている

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【塔ノ岳まであと少し】
見えている小屋は尊仏山荘



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【塔ノ岳に着いた〜】
やっと全行程の1/4強

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【檜洞丸・臼ヶ岳・蛭ヶ岳方面】
塔ノ岳は見晴らしが良い

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【最終目的地の蛭ヶ岳(左奥)】
次は2.6km先の丹沢山を目指そう



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【相変わらずアップダウンは多い】

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【日高を通過】
丹沢山まであと1.5km

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【正面に見えているのは竜ヶ馬場】
左奥は不動ノ峰



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【日本百名山の丹沢山に到着】
今までと違い結構人がいる♪

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【丹沢山の頂上に建つみやま山荘】
筆者お気に入りアイテムのコーラを入手

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【目指す蛭ヶ岳はまだ遠い(中央奥)】
丹沢山からは3.3km程となっている



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【キクザキイチゲ(白色)】

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【キクザキイチゲ(紫色)】

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【キクザキイチゲ(青色)】



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【笹原の木段を登って行く】
丹波山から一度下った後、登りになる

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【不動ノ峰(左)が近づいて来た】
蛭ヶ岳は右奥にチラッと見えている

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【バイケイソウの群生】



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【不動ノ峰を通過】
少し手前に不動ノ峰休憩所がある

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【まだまだ続くアップダウン地獄】
正面に見えているのは棚沢ノ頭

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【鬼ヶ岩からの蛭ヶ岳】
ここから鎖場を下って行く



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【ここを登り切れば蛭ヶ岳だ】
いくつの峰を越えてきたことやら

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【頂上にある蛭ヶ岳山荘】

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【遂に最終目的地の蛭ヶ岳に到着!】
蛭ヶ岳は丹沢山地の最高峰



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【檜洞丸・大室山方面】
お天気は良いものの景色は霞んでいる

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【歩いて来た稜線】
さて 来た道を帰るとするか

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【まずは鬼ヶ岩への登り返しからだ】



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【丹沢山まで戻り昼食タイム】
持ってきたお弁当でお腹を満たす♪
さて気合を入れ直しどんどん戻ろう

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【竜ヶ馬場にも沢山の方が休憩中】
行きは無人だったのになぁ

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【塔ノ岳まで戻って来た〜】
なんじゃこの人の多さは!
丹沢山地初見参なのでビックリ



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【新大日からの烏尾山と三ノ塔】
やはり三ノ塔の登り返しが辛そうだ;;

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【豆桜】
他の桜に比べ葉も花も小さいらしい

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【むっ 行者ヶ岳の鎖場が渋滞してる】



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【タチツボスミレ(立壷菫)】

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【エイザンスミレ(叡山菫)】

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【キジムシロ(雉莚)】



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【遂に三ノ塔の登り返しまで来たー】

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【コイワザクラ(小岩桜)】

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【満開の豆桜】



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【表尾根2まで無事下ってきた〜】
帰りは道路から菩提峠に戻ろう

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【ミツバツツジ(三葉躑躅)】
長〜い帰り道の花の撮影で気が紛れた♪

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【おまけ 温泉から撮影】
夕焼けに染まる富士




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