登山日 |
2014年5月31日(土) |
山域 |
頸城山塊(くびきさんかい)
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コースタイム |
8時間5分 (休憩等 約1時間5分含む ※歩行タイムは7時間)
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コース |
笹ヶ峰駐車場(4:01)〜黒沢橋(4:43)〜十二曲りの12/12地点(5:15-5:20 休憩5分)〜高谷池ヒュッテ(6:36-6:53 休憩17分)〜火打山(8:21-8:45 休憩24分)〜高谷池ヒュッテ(9:38-9:45 休憩7分)〜十二曲りの12/12地点(10:44)〜黒沢橋(11:16-11:28 昼食休憩12分)〜笹ヶ峰駐車場(12:06)
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天候 |
晴れ(風も無くとても暖かい日だった) |
駐車場 |
★笹ヶ峰登山口無料駐車場(30台程) トイレは無し
★笹ヶ峰野営場無料駐車場(100台程) トイレ有り
※上記2ヶ所の駐車場は直ぐ近くにあります。
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日帰り温泉 |
杉野沢温泉 苗名の湯
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備考 |
★トイレは笹ヶ峰野営場駐車場と高谷池ヒュッテにあります。
※高谷池ヒュッテのトイレはチップ制で、小屋泊以外の方は使用した紙は持ち帰りとなります。
★登山届は登山口にあり、下山時にも下山届を出す必要があります。
★5月末の火打山は残雪がまだ多く有ります。
※アイゼンは必須だと思います。ピッケルは持参しましたが今回は使用しませんでした。
★所々で冬道を歩いていますので、夏道とはルートが多少異なります。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)
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【行程イメージ図 笹ヶ峰からのピストンコース】

【断面イメージ図 ちょっと距離の長い日帰りコース】
当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。
残雪の火打山に登ろう!!と突然思い立ち、奥秩父テント泊山行の予定を急遽変更しはるばる新潟までやってきた。
筆者の中ではそろそろ雪解けが進み池が顔を覗かせ始めているんじゃないかなと考え、残雪の火打山と雪解けの天狗の庭の幻想的な風景を
写真に収める事が目的である。今回の同行者は相方の他に山岳会のお仲間1人の3人での山行である。早朝薄暗いうちに笹ヶ峰の登山口を出発し、
歩き慣れた木道をまずはウォーミングアップ代わりに進んで行くが、黒沢橋付近までは残雪もほぼなく難なく到着する。ここから少し傾斜が増し12曲り
から残雪も増え始め、冬道と夏道が交錯するような形となり始める。雪がある部分は直登となるため、いつもよりあっさりと12曲りを登り切り
残雪の尾根道を進んで行くが、積雪はまだたっぷりと残っている感じである。富士見平付近まで到着すると正面に火打山が綺麗に姿を見せテンション
も上がるなか進むと、前方に高谷池ヒュッテが見えてきた…が、少々違和感が…。まあ予想は出来ていたがどうみても一面の雪原で池など影も形も無い
ようにしか見えないのである。内心は行く前から予想はしていたが、まあそうだろうなと考え直し夏では通れない雪原の中央突破を図り天狗の庭へと
進んで行くと、もちろんこちらも雪原であったが若干雪が溶け始め水溜りが出来かけていた。(高谷池ヒュッテの積雪量は約2m程だったらしい)
快晴の中、雪原と火打山の景色を楽しみながら登って行き、山頂まで数十メートルの所までやってくると山頂に嬉しいお出迎えが待っていた。
先行者として『雷鳥』が待ち構えていたのである。そっと近づきながら距離を詰めていくが、どっしりと構え筆者等が山頂に到着しても動こうと
せず、ただ1点『妙高山』を見つめ続けている…。雷鳥も景色を堪能するのであろうか?しばらく山頂で雷鳥を眺めながらまったりと過ごし、雷鳥が
いなくなった所でしばし撮影を楽しんだ後、下山を開始していくと雪面に新たな雷鳥が登場した。雪面にいる虫を捕食しているようで中々の健脚ぶりを発揮し
すいすいと進んで行く。(先程の雷鳥とは識別マークから違う個体であった)今回のコースはピストンであるため、あとは一気に下るだけであるが雪道の
下りは無駄に回る必要が無いのでやはり早くあっという間?に高谷池ヒュッテまで到着した。快晴の火打山に名残は惜しみながら下山していき、
黒沢橋のたもとで昼食を食べ登山口へと戻り満足の1日が終了となった。梅雨の合間の山行となるが残雪と新緑を同時に堪能できるこの時期は、
混雑する夏山よりもいい季節なんじゃないかなと実感出来る山行であった。あとは温泉に入り明日登山予定の『浅間山』山麓に移動しテント泊で
鍋宴会するのみである。たまにはのんびりとオートキャンプもいいものである…とは言えテントは山用なのであるが…。

【笹ヶ峰駐車場】 写真は下山時に撮影

【火打山・妙高山登山口】 笹ヶ峰駐車場内にある。

【黒沢橋まではほぼ木道歩き】 黒沢橋まではほぼ残雪はなかった

【チェックポイントの黒沢橋】 黒沢は雪解け水で水量が多い

【弥八山方面】 今日はお天気が良さそうだ♪

【十二曲りを登る】 夏道が見え隠れするが残雪箇所は直登

【十二曲り道標地点(12/12曲り)】 ここで一息つこう

【シラネアオイの蕾】 下山時には咲きそうな感じだなぁ

【まだ残雪が途切れる箇所あり】

【オオシラビソの広尾根を歩く】 もう残雪が途切れる箇所は無さそうだ

【青空と美しい森】 本日も絶好の撮影日和となりそうだ♪

【しばし冬道を歩く】 夏道はもう少し東側になる

【富士見平からの焼山・火打山】

【円錐形の成層火山である焼山】

【影火打(左)と火打山(右)】

【高谷池ヒュッテが見えた!】 次の目的地が見えてテンションUP

【黒沢岳のトラバース箇所】 本日はゆっくり行けば問題無し

【高谷池に到着】 高谷池は一面の雪原と化していた

【三角屋根の高谷池ヒュッテ】 今年の営業は4月19日〜11月3日との事

【高谷池(雪原)と火打山】 思惑とは違うが良い景色だ♪

【広大な雪原を気分よく歩く】 次はお気に入りの天狗の庭を目指す

【雪に覆われた天狗の庭】 雪原から少し池塘が見えていた

【天狗の庭(雪原)と火打山】 雪解けの頃にまた来たいなぁ・・・

【火打山のアップ】 どっしりした山容が美しい

【火打を見ながらの稜線歩き】 展望が良いのでついつい足が止まる

【ヒメイチゲかな?】 むっ 花にピントが合ってない;;

【右前方に鬼ヶ城が見えて来た】 いつもても独特の景観ですなぁ

【鬼ヶ城の岩壁】

【振返り見る風景】 妙高山・天狗の庭など一望出来る

【雪の斜面を登る一行】 安全の為アイゼンは装着済み

【火打山の頂上まで後少し】 夏は木段となっている急坂箇所

【最後の急坂をコツコツ登る】

【おや 頂上には小さな先行者が!】 置物のように動かない雷鳥さん

【足元を見ると足環が付いている】 個体識別の対象になっているようだ

【妙高山をまったり眺める雷鳥】 この状態でしばらく動かない

【火打山頂上】 雷鳥が去ったので撮影開始

【天狗原山・金山・焼山方面】

【天狗原山・金山の背後に北アルプス】

【焼山】

【妙高山と黒姫山(右奥)】 頂上からの展望を十分楽しんだ♪

【またしても雷鳥さん出現!】 足環がないので先程とは違う個体

【名残惜しいが下山の途に就こう】 スキー場のような斜面を下る

【景色を楽しみつつどんどん下る】 まだ、誰も登って来ないなぁ

【高谷池まで戻ってきた】 少し前でようやく1名とすれ違った

【振返り景色を見納め】 後ろ髪引かれながら下山する

【歩き易くなったトラバース箇所】 ここら辺で数名の方とすれ違った

【富士見平からの高妻山方面】

【シラネアオイ】 予想通り帰りは咲いていた♪

【ムシカリ(別名オオカメノキ)】

【傾きながらも枝を伸ばす木々】

【ムラサキヤシオ】

【眼が覚めるような新緑】 太陽の光で新緑がが引き立つ

【黒沢まで戻って来た】

【フキノトウ】 山菜を見ながら横で昼食タイム

【美しいブナ林】 ブナに刻まれた落書きが残念でならない

【登山口付近の水芭蕉】 本日の山行も無事終了〜

【浅間山荘のオートキャンプで宿泊】 明日に備えて早めに就寝
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