宴会テント泊山行の常念岳 一ノ沢からピストンコース

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【常念岳】 じょうねんだけ 2857m

登山日 2014年7月26日(土)〜7月27日(日)
山域 北アルプス【 − 常念岳 】
コースタイム 【1日目】7時間28分 (休憩・テント設営等、約2時間5分含む ※歩行タイムは5時間23分) 
【2日目】5時間39分 (休憩・テント撤収等、約1時間32分含む ※歩行タイムは4時間7分)
コース 【1日目】
一ノ沢駐車場(4:47)〜一ノ沢登山口(5:16-5:21 休憩約5分)〜王滝ベンチ(6:22)〜エボシ沢(6:41-6:50 休憩約9分)〜胸突八丁(7:41-7:56 休憩約15分)〜最終水場(8:12-8:20 休憩約8分)〜第二ベンチ(8:42-8:48 休憩約6分)〜常念小屋(9:09-10:06 テント設営等57分)〜常念岳(11:03-11:28 休憩約25分)〜常念小屋(12:15 テント泊)
【2日目】
常念小屋(3:43)〜横通岳の山腹で引き返す(4:18-4:25 休憩約7分)〜常念小屋(4:52-6:00 テント撤収等約1時間8分)〜第二ベンチ(6:19)〜最終水場(6:34-6:41 休憩約7分)〜胸突八丁(7:00-7:05 休憩約5分)〜エボシ沢(7:56)〜王滝ベンチ(8:16)〜一ノ沢登山口(8:57-9:02 休憩5分)〜一ノ沢駐車場(9:22)
天候 【1日目】晴れ(夕方前は曇り空になったが日中は良い天気だった)
【2日目】曇りのち雨(稜線上は踏ん張るくらいの強風が吹いていた)
駐車場 ★一ノ沢無料駐車場(2ヶ所で50台程)  トイレは無し
※今回は登山口に近い上の駐車場が満車だったので、少し下の駐車場に止めました。
※駐車場から1km強、一ノ沢林道を歩くと登山口に着く。登山口にトイレ有り。
※今回は土曜の深夜1時前で上の駐車場は満車。出発時には路上駐車の列が・・・
日帰り温泉 安曇野蝶ヶ岳温泉 ほりでーゆー四季の郷 , 安曇野穂高温泉郷 穂高ビューホテル  
備考 ★トイレは登山口と各山小屋にあります。(チップ制のトイレは使用料を払いましょう〜)
★登山届は登山口にあります。(時間帯によりますが指導員の方から登山届の提出を求められます。)
★常念小屋の1km手前に水場があります。(ここで水を汲みました)
★常念小屋テント場。(2ヶ所で50張り程 700円/人 水場無し トイレはテント場に有る。)
※700円にトイレ料金が含まれます。テント泊の場合水は小屋で有料で買います。(2014年7月現在)
★参考までに、常念小屋は超混雑していました。廊下・食堂も寝室として使われていたようです。またテント場も満員御礼の混雑状態でした。
★2年前の同時期よりもかなり人が多くなった印象を受けました。(天気は2年前の方が良かった)
★2日目に大天井に行く予定でしたがあまりの強風に途中撤退としました。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【行程イメージ図 一ノ沢(ヒエ平)からのピストンコース】


断片図

【断面イメージ図 まったりとた1泊2日テント泊コース】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

年に1度の宴会山行企画!!筆者が唯一企画をする恒例行事である…まだ2年目ではあるが。。。今回の参加メンバーは過去最高の8人(ちなみに昨年は7人…微妙な差) で常念岳を目指す事となった。宴会山行の目的はいかに山で飲み食いをし楽しむかであるため、ハード差は求めずテント場まで誰もが問題無く行けるという事が前提となる。そしてこの 前提は筆者が勝手に付けた前提条件である事は間違いない。宴会用の食材『肉:3s』『野菜:キャベツ2玉,玉葱5個』『うどん4玉 昨年の教訓で流石に半分に減らす』 『アルコール:ビール1ケース,梅酒原液1.5L』『おつまみ色々』を各自分担して持ち一ノ沢の駐車場を出発する。 最近のテント泊山行ではいかに軽くして登ろうかとばかり考えている筆者なので、久々の重量級ザックに喘ぎながら登って行く。最終水場まで 辿り着くとここで水の補給となるが、一気に重量感が増し妖怪『小泣き爺』が登場する。。。ザックの重さに喘ぎながら常念小屋まで登ると正面に『槍ヶ岳』出迎えてくれ一同テンションが 上がる。企画した筆者も満足な気分だが、この荷物のしんどさは来年もっと楽な所を企画しようと考えてしまう。(年々楽な場所を選定して行くのではないかと自分が怖くなる…だが 荷物を軽くしようという選択肢は無いのである?!) テントを設営し空身で常念岳を往復し『槍・穂高連峰』の眺望を楽しんだ後、まずは常念小屋の生ビールで乾杯となる。ビールを担いで きているのだがこれは外せない行事である。ほろ酔い気分となった所で本山行最大の目的『宴会』の開始である。まずは恒例鍋の作成とビールを冷やすための雪の確保班に別れ作業開始 である。メインの鍋は昨年と同様『ホルモン風味付』の肉鍋であるが、毎年一緒だと飽きられるので来年は味付けを変えようと考えている。料理が出来上がった所で酒宴の開始となる。 時刻は13時過ぎ…どうみても昼食であるがここから5時間のロング宴会の開始である。普段大人数で登る事の少ない筆者にとっては念に1度の貴重な場であり、情報交換の場としても有意義な 時間である。なんの情報交換しているのか…雑談で山の情報はほとんど無いのであるがそれがまたいいのである。多すぎるほどの食材で必ず持て余す事は確実なのであるが、企画者が 筆者である限りは毎年この状況は変わらないと思われる。残してはいけない…これも山の試練なのである…何の試練なんだが…そう、別にどうでもいい事である。1人去り2人去り宴会の 人数がいつの間にか減って行き、無理矢理食べきった所で宴会は無事?終了となり就寝となった。翌朝は夜明け前に大天井岳に向かって出発するが、稜線を吹き荒れる風は台風並みに凄まじく 大天井岳までずっと風表になるのと空模様が怪しくなってきたため、横通岳山腹で御来光を仰ぎ下山する事とした。テント場に戻りコーヒーブレイクとしテントを撤収したあと下山開始となるが、途中から 予想していた通り雨がポツポツと当たり出してきた。稜線歩きを諦めて引き返したのは正解だったかなと思いながら、なんとか本降りになる前に駐車場へ帰還する事が出来た。温泉に立ち寄り 汗を流してさっぱりした所で外はどしゃ降りの雨となり、判断が間違っていなかった事にほっとして今年の宴会山行も無事終了となった。来年はどこを企画しようか…北沢峠,雷鳥沢…だんだんと 楽な方へと気持ちが傾いて行く自分が怖くなってきているのは最早冗談ではない…かも知れない。来年に乞うご期待である。

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【一ノ沢駐車場(下の駐車場)】
深夜1時で上の駐車場は満車
下の駐車場も4時頃には満車・・・

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【一ノ沢登山相談所】
自宅で作成した登山届を提出
ここにトイレが設置されている

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【登山口から常念小屋は5.7q】
本日は8人という大所帯で出発!
宴会山行なので食材・飲料が重い・・・



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【500mほど進むとある山の神】
大木の横に祠が祭られている

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【古池に掛けられた橋を渡る】
なだらかな登山道を進んで行く

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【沢沿いの道は涼しくて快適♪】



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【大滝(ベンチがある)】
常念小屋まで後3.6q

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【烏帽子沢を通過】
なだらかなので標高は全然稼げない

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【笠原沢を通過】
標識が整備されていて迷う箇所は無い



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【晴天の元、笹原を登る】
稜線からの展望が楽しみ♪

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【おー 雪渓が出て来た】
思いのほか残っているなぁ

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【少し上の沢の状況はこんな感じ】
雪渓が分断して雪解け水が豊富



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【いよいよ胸突八丁の登り】

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【グンナイフウロ発見】

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【ミヤマカラマツ】
この辺りは花が多く咲いている
花の撮影は下山時にする事にしよう



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【この丸太橋を渡れば最終水場】
重ザックに皆が苦しみながら登る中、
逞しいMさんだけは足取りが軽い!

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【最終水場地点】
ここで水を汲んで行こう
重ザックが更に重くなった;;

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【第2ベンチで最後の休憩】
後500mの表示に一行のテンションもUP



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【おっ 常念岳がお目見えだ】
常念小屋まであと少し

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【遂に常念乗越に到着!】
絶景の展望がお出迎え♪

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【まずはテントを設営】
偶然にも信号と同じ配色



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【常念小屋と槍ヶ岳】
喜作新道から槍が覗いている感じ

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【さぁ 常念岳を目指そう】
空身になって足取り軽やかな一行

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【ミヤマモンキチョウ】
貴重な高山蝶との事



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【石がゴロゴロの道をジグザグ登る】
浮石に注意です

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【唐沢岳(左)と北穂高(右)】
北穂山頂付近に北穂高小屋が見える

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【大天井(左奥)と横通岳(右)】
常念小屋があんなに小さくなった



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【登山道は大賑い】
とはいえ7人は我が一行

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【前常念岳との分岐】
何処から常念岳は一登り

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【筆者的には6度目の常念岳踏破】
槍穂高の展望台なのでお気に入り



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【頂上で大展望を楽しむ一行】
写真撮影にも熱が入る

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【大天井】
明日天気が持てば行く予定

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【蝶ヶ岳へと至る稜線】



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【穂高連峰】
唐沢カールもまだ残雪おおそうだなぁ

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【北穂・大キレット・南岳】
この区間も歩きに行かねば・・・

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【中岳・大喰岳・槍ヶ岳】
今年また槍に行こうと計画中



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【前常念岳への稜線】
昨年はあの稜線で雷鳥と出会った

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【さぁ テント場に戻ろう】
皆、ビールが飲みたくてウズウズ

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【槍ヶ岳と西岳(手前下)】
槍ヶ岳山荘とヒュッテ西岳も見える



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【テント場も賑わって来た】
今日は混雑しそうな予感

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【お待ちかねの生ビール♪】
このメンバーはお酒大好き!

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【早々に宴会開始】
持ち寄ったおつまみが美味い♪



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【メインはホルモン鍋】
肉はなんと3s(しかも完食)

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【予想通りテント場は満員御礼】
常念小屋も大混雑の様子

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【ミヤマコゴメクサ】
テント場付近の花達を撮影



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【オンダテかな?】

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【ヤマハハコの蕾】

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【夕焼けの北穂高岳】
明日も早いので寝る事にしよう



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【2日目 4時前に大天井に向け出発】
それにしても本日の強風は酷い・・・

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【横通岳の山腹で景色を望む】
風表の稜線を危険と判断し引き返す

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【引返し歩く中、景色は楽しみ中】
時折踏ん張る程の強風が吹く



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【ハクサンシャクナゲを発見】

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【おー 朝日が昇った!】

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【しばし神々しい景色に見とれる】



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【皆さんも朝日を楽しみ中】
少し色づいた常念岳もいい感じ♪

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【モルゲンロートの赤沢岳方面】
残念ながら槍達は雲の中

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【テントを撤収後、下山開始】
花の撮影をしながら下るとしよう



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【カラマツソウ】

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【ヤマブキショウマ】

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【ゴゼンタチバナ】



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【サンカヨウ】

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【沢沿いの黄色い花達】

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【正体はヤマガラシだった】



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【オオヒョウタンボク】

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【ハナニガナ】

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【もう少しで胸突き八丁】



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【イブキトラノオ】

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【オオバキボウシ】

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【クルマユリ】



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【センジュガンピ】
胸突き八丁付近は特に花が多い

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【シモツケソウ】

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【今にも咲きそうなニリンソウ】
むっ 雨がポツポツしてきた・・・



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【オオバミゾホオズキ】

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【コンロンソウ】

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【コオニユリ】



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【烏帽子沢まで下って来た】
今日、登る人も結構多い

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【ウスユキソウ】

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【クガイソウ】
撮影しながら無事全員下山で終了




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