赤岳・横岳・硫黄岳  耐寒練習山行で初冬のテント泊

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【赤岳】 あかだけ 2899.2m 【横岳】 よこだけ 2829m
【硫黄岳】 いおうだけ 2760m  

登山日 2014年11月22日(土)〜23日(日)
山域 八ヶ岳連峰【  ー 赤岳 】
コースタイム 【1日目】9時間29分 (休憩・テント設営等、約1時間37分含む ※歩行タイムは7時間52分) 
【2日目】1時間33分
コース 【1日目】
赤岳山荘(5:28)〜林道終点(6:27)〜赤岳鉱泉(7:27-8:19 テント設営52分)〜行者小屋(8:52)〜文三郎尾根分岐(10:04)〜赤岳(10:34-10:39 休憩5分)〜地蔵の頭(11:07)〜横岳(12:06-12:25 休憩19分)〜硫黄岳山荘(12:57)〜硫黄岳(13:19-13:34 休憩15分)〜オーレン小屋分岐(13:47-13:53 休憩6分)〜赤岳鉱泉(14:57 テント泊)
【2日目】
赤岳鉱泉(7:08)〜林道終点(8:05)〜赤岳山荘(8:41)
天候 【1日目】晴れ(初冬なのに稜線上の風裏は暖かいと感じた)
【2日目】晴れ(昨日に引き続き良いお天気)
駐車場 ★やまのこ村・赤岳山荘(1000円/日 各70台程) , 赤岳山荘前に有料トイレがあり
※早朝は赤岳山荘が開いていないので駐車料金は下山後にお支払しました。
★八ヶ岳山荘駐車場(1000円/日 30台程) , チップ制トイレあり
※八ヶ岳山荘からやまのこ村もしくは赤岳山荘へは約2.6km程の林道ですが、狭くガタガタした箇所もあるので車高の低い車は注意が必要です。
日帰り温泉 八ヶ岳山荘 , 尖石温泉 縄文の湯 , 道の駅 蔦木温泉 つたの湯
備考 ★登山届は赤岳山荘前にに設置されています。
★赤岳山荘前と赤岳鉱泉に有料トイレがあります。
★赤岳鉱泉のテント場は1泊1000/人・水は小屋内で無料で汲めます。
★キレット分岐〜横岳付近に鎖場・岩場など慎重に通過すべき箇所があります。
★今回はほとんど積雪は無くピッケル・アイゼンの出番はありませんでした。
※ただ、初冬の八ヶ岳の入山なので、しっかりとした冬装備で入山しています。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【行程イメージ図 美濃戸から一部ピストンの周回コース】


断片図

【断面イメージ図 1日目長めで2日目短いテント1泊2日コース】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

初冬の耐寒訓練山行として今年も八ヶ岳へとやってきた。ただ昨年は日帰り登山であったが、今年はテント山行にグレードアップである。 (筆者等としてはであるが…) 早朝5時半に登山口となる美濃戸を出発して歩き出すが、天気予報からしてある程度は予想はしていたものの予想以上に暖かい…。山は大丈夫かなと 思いながら先に進んで行くと、所々で凍結はしているものの雪の気配はほとんど無い状態である…。昨年の同じ時期には美濃戸から既に積雪があったのであるが。。。 本日の宿泊地となる赤岳鉱泉に到着すると、全く雪の無いテント場でテント設営を行い赤岳へ向け出発する。赤岳鉱泉付近から見る山々にはどうみても雪がほとんど 付いていないように見え、元々は赤岳を往復するだけの予定だったのだが、小屋でのリサーチを踏まえ硫黄岳まで周回する方向に急遽変更し進んで行く。行者小屋から文三郎尾根を登って行くが、 やはりほぼ雪は無く吹き溜まりの部分に多少残っている程度で、アイゼンの必要は無さそうな状況である。気温以外はほとんど夏山登山と変わらない形で進んで 行き無人の赤岳山頂へと到着したが、人がいない点だけは普段と違う山行であるなと感じられる。天気も良く貸切で展望を満喫した後は硫黄岳に向け急斜面を 下って行く。地蔵の頭を越えると横岳へ向け岩場の連続となり、積雪があれば相当な緊張感を強いられる所であると思われるが、今日は何と言っても積雪がほぼ無く 寒くも無い為、普段通りに歩けてしまうのである。厳つい『大同心・小同心』を眼下に見ながら進んで行き横岳山頂へと無事到着したが、ここまでは多少の 凍結箇所はあったものの、それほど大変な感じは見受けられなかった…何といっても雪と凍結が無いからなのだが。。。今回のコースでは横岳からの下りが1番の核心部 では無いかと思われ、ここを慎重に下り台座の頭を巻くと危険個所も無くなり硫黄岳までは広い道をだらだらと登って行く。硫黄岳山頂では数組の登山者が休憩 しており景色を楽しんでいたが、自分としてはここで1年前に起こった悲劇を思い出してしまった…さらば砕け散った一眼レフのレンズよ…。硫黄岳から 赤岩の頭への下りは雪は皆無で名残も無いほどの状況であったが、無事縦走が完了した事で一安心といった感じである。後はテント場まで戻り初日の行程を 終了したが本番はここからである。テント場で夕食の鍋を食べ早々に就寝とし夜の冷え込みを期待するが、残念ながらちっとも寒くならず何の耐寒訓練か 判らない結末となってしまった。。。2日目早朝の気温は小屋前の温度計で見ると−5℃ 程度で風も無いため寒くもなく、睡眠も充分にとれ普通にテント泊 に来たという感じだ。今日は阿弥陀岳に登って下山しようと考えていたが雪が無いことは明白。逆に昨日、赤岳から眺めた北アルプスは真っ白に染まっていた。 ヨシッ!移動だ!と突然思い立ちテントを撤収しすぐに下山開始して美濃戸へと歩を進める。駐車場を9時前に出発しこれから移動して登れる北アルプスと いう事で燕岳を選定し中房温泉へと向かう。燕山荘までの小屋泊なら昼前から登っても充分いけるだろうと考えての移動であったが、途中立ち寄ったPAで見たTV画像で 白馬村での地震発生を知る。余震も怖いし悩んだ末、ここでこの情報を目にするという事は行かないほうがいいというお告げかなと考え引き返す事を決めUターン し帰路へと着いた。(時間もあり余っていたので地道で帰ったが後悔するほど中々遠い道程であった…)

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【赤岳山荘有料駐車場】
写真は下山時に撮影

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【南沢と北沢の分岐(美濃戸山荘前)】
北沢へ行くので林道を進む

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【林道終点で橋を渡る】
ここから北沢の登山道となる



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【早速、撮影で足が止まる】
最近の筆者は撮影がメイン

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【柳川北沢】
所々、氷り始めている

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【足元が凍結してきた;;】
滑らないよう慎重に進んで行く



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【おっ!大同心・小同心がお目見え】
今回の撮影メインターゲットだ

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【赤岳鉱泉に到着!】
アイスキャンディーが育ち中

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【テントを設営後、赤岳へ出発】
小屋で聞くと文三郎尾根を勧められた



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【迫力ある大同心】
今日は色んな角度から撮影しよう♪

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【中山乗越を通過】
中山展望台はここから5分程らしい

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【行者小屋に到着】
ここは地蔵尾根と文三郎尾根の分岐



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【文三郎尾根を登って行く】
この尾根は急坂で息が上がる;;

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【いよいよ階段ゾーンへ突入】
文三郎尾根分岐までは階段が多い

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【阿弥陀岳】
今日は絶好のいいお天気♪



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【岩稜の横岳】
今からあの稜線を目指す

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【大同心と小同心】
この角度はちょっとお気に入り♪

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【更に階段を登り高度を稼ぐ】



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【文三郎尾根分岐まで登ってきた】

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【中岳と阿弥陀岳】

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【権現岳方面】



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【赤岳まであと一登り】
今の所、文三郎尾根に凍結箇所は無い

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【横岳と硫黄岳】
それにしても雪が少ない・・・

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【北アルプスは真っ白】
八ヶ岳とえらい違いやなぁ〜



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【キレット分岐】
ここからは岩場なので慎重に登ろう

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【鎖場を登る相方】
落石にも注意したい場所

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【振返り見る阿弥陀岳】



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【竜頭峰分岐】
稜線まで登ってきた

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【県界尾根(左)と真教示尾根(右)】
清里からの周回は中々歩き応えがある

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【赤岳の頂上に到達〜】
このお天気なのに頂上は貸切!



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【富士山も良く見えている♪】
本日は文句なしの絶好のお天気

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【長野県警察のヘリが飛んで行った】
北八ヶ岳方面へと飛び去った

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【赤岳北峰に建つ赤岳頂上山荘】
来年の4月下旬まで冬季休業中



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【おし!硫黄岳まで縦走開始】
まずは赤岳展望荘まで下ろう

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【赤岳展望荘への下り】
鎖が付けられたガレ場の急坂

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【振返り見る赤岳と赤岳展望荘】
それにしても風裏は全く寒くない



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【地蔵の頭を通過】
地蔵尾根との分岐点

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【いよいよ横岳に突入しよう】
横岳は小ピークが連なっている

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【この辺りは景観が厳つい】
日ノ岳への登り辺り



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【トラバースしてルンゼ状の取付きへ】
この辺りも凍結したら難しそうだ
積雪・凍結をイメージしながら進もう

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【取付きから鎖場の急坂を登る】

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【鉾岳を西側に巻く】
足元が狭いのでソロソロと進む
すぐ横は断崖絶壁なので高度感タップリ



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【更に巻いて石尊峰を目指す】

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【石尊峰で一息つこう】

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【石尊峰からの赤岳と阿弥陀岳】



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【杣添尾根分岐】
この分岐から少し登るとピークがある

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【奥の院まであと一踏ん張り】
ピークが少しだけ見えているのが奥の院

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【奥の院に掛けられた梯子を登る】
これを登りきれば山頂だ



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【無事に横岳に到着!】
むむ 逆光・・・筆者の腕で撮影は困難

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【山頂からの小同心】

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【山頂からの大同心】



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【硫黄岳(左)と台座の頭(右)】
貸切の頂上で景色を大満喫♪

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【さて、硫黄岳目指し進むとしよう】
横岳の核心部は後少し続く

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【カニの横ばいと言われる箇所】
まだ凍結箇所は無いので問題なし



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【台座の頭を西側に巻く】
植生保護のロープ沿いに進んで行く

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【大ダルミと呼ばれる鞍部に下る】
鞍部辺りに硫黄岳山荘が見えている

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【振返り見る阿弥陀岳と大同心】



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【硫黄岳への登り】
目印のケルンを辿って登る

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【だだ広〜い硫黄岳山頂に到着】
硫黄岳の山頂には数人の登山者がいた

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【硫黄岳の爆裂火口】
危険なので少し後ろから撮影



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【天狗岳と蓼科山方面】

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【横岳〜阿弥陀岳方面】

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【さてと赤岩の頭まで下ろう】



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【赤岩の頭付近からの硫黄岳】
去年とは大違いで雪が無い

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【昨年の11月17日の硫黄岳】
また、来年も登りに来ようかな

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【赤岳から硫黄岳の稜線】
先程、歩いたギザギザの稜線



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【奥の院・大同心・小同心】

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【赤岩の頭手前の分岐から下山開始】
左上の小山が赤岩の頭

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【樹林帯の中を下って行く】
この時間なのにそこそこ登って来る



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【ショウゴ沢付近からの大・小同心】
1日中、様々な角度から撮影して満足

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【赤岳鉱泉まで戻って来た】
テント場は人が増え賑わっていた

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【早々に晩御飯を作成】
寝不足なので食後は早めに就寝



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【バリバリに凍った我が家】
2日目の朝 テント撤収に取り掛かる

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【テント撤収後に白い線が!】
ラインを引いたような霜が残った

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【本日は赤岳山荘まで下るだけ】
初冬のテント泊が今回の最大の目的



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【赤岳鉱泉に別れを告げる】
また、来年もお世話になります

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【昨日より更に氷が増した気が・・・】
滑らないよう最新の注意を払う

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【登山道の氷のアップ】



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【柳川北沢 その1】

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【柳川北沢 その2】

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【美濃戸山荘まで戻って来た】
赤岳山荘まであと数分歩けば到着だ
思惑は外れたが無事に山行は終了〜





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