【トマの耳】 おきのみみ 1963.2m |
【オキの耳】 とまのみみ 1977m |
登山日 |
2015年9月22日(火 ※祝日) |
山域 |
三国山脈【 ー 谷川岳 】
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コースタイム |
5時間37分 (休憩 約31分含む ※歩行タイムは5時間6分)
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コース |
谷川岳ロープウェイ屋外駐車場(4:31)〜登山指導センター(4:42)〜西黒尾根登山口(4:54)〜[途中休憩 7分]〜ラクダの背(6:46)〜ラクダのコル(6:51)〜トマの耳(7:49)〜オキの耳(8:03-8:17 休憩14分)〜トマの耳(8:30-8:35 休憩5分)〜肩の小屋(8:40-8:45 休憩5分)〜天狗の留まり場(9:10)〜熊穴沢避難小屋(9:32)〜田尻尾根分岐(10:00)〜天神平駅(10:08)
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天候 |
快晴 (文句なしの良いお天気)
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駐車場 |
★谷川岳ロープウェイ屋外駐車場(基本有料※但し無料時間がある 500台程) トイレなし
※夜間に入場可。朝4時頃は無料で使用出来ました。
★谷川岳ロープウェイ立体駐車場内は約(有料 1000台程) トイレ有り
※1部のみ夜間入場可。後は営業時間内に解錠のようです。
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立ち寄り湯 |
谷川温泉 湯テルメ谷川
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備考 |
★トイレは谷川岳ロープウェイの駅と谷川岳登山指導センターにあります。
※肩の小屋でも有料でトイレをお借りする事が出来ます。
★登山ポストは谷川岳ロープウェイと谷川岳登山指導センタに設置されています。
★近くに道の駅「水上町水紀行館」があるので、車中泊をするには便利です。
★西黒尾根は日本三大急登の1つです。(後は甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根・北アルプス烏帽子岳のブナ立尾根)
★谷川岳は双耳峰です。(トマの耳とオキの耳)
★今回はシルバーウィークということもあり、天神尾根は大混雑でした。
★田尻尾根ルートは田尻沢が災害復旧作業中の為、通行禁止でした。
※田尻尾根を下る予定でしたが断念しロープウェイで下山しました。 (確認及びリサーチ不足を反省・・・ 後に写真で見ると注意書が3ヶ所もあった事が判明)
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)
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【行程イメージ図 西黒尾根〜谷川岳ロープウェイの周回コース】

【断面イメージ図 標高差約1260mの日帰りコース】
当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。
登山最終日、どこに行こうか悩んだ結果(八海山に行きたかったが最終日にしては時間が長すぎ断念)、谷川岳の西黒尾根を登ってみる
事とした。谷川岳は以前に1度登った事があるため新たな百名山ハントとはならないが、日本3大急登とも言われる西黒尾根には興味があり
チャレンジして見る事としたのである。ロープウェイ下にある屋外駐車場へ車を停め、暗いうちから道路を登って行きトイレのある登山指導センターで登山
届を提出し、すぐ先にある登山口より登山開始となる。序盤は何の変哲もない樹林帯の単調な登りが続き、3大急登と言われる急坂の片鱗を全く
見せることなく普通に登っていく。おかしい?…なぜに?…これが?と頭の中で問答を続けながら標高を稼いでいき視界が開けだすと、ようやく
徐々に鎖場等も現れ出し傾斜がきつくなってくる。絶好の登山日和のなか涼しい風を受けながらの歩行は気持ちよく、ラクダのコブ・厳剛新道
との分岐であるラクダのコルを通過していく。その後はスラブ状の斜面等を越えて行く絶景の尾根へと突入する。3大急登と言われる場所はこの上部をいうのであろうと勝手に
決め込み意気揚々と進んで行く。決して足を踏み入れる事のないであろう厳つい一ノ倉沢を右手に眺めながら快適に登っていくが、岩の斜面は
かなり滑りやすく雨が降ると下りはかなり慎重にならないと危ないなという印象である。急斜面を登りきると谷川岳山頂の一角であるトマの耳まで
はすぐに到着する。山頂からは予想していなかったサプライズが現れた。なんとまだ早いと思っていた紅葉が見頃を迎えていたのである。紅葉を見ながら
オキの耳を往復し思いがけないご褒美をもらったと気分よく天神尾根へと下山を開始していくが、下山路はこれまでの登山者が少なかった状態と
打って変わり、ロープウェイから登ってきたすさまじいまでの大量の登山者とすれ違いで中々進まない状況となってしまった。300人以上はすれ
違ったと思われる登山道にうんざりしながら天神平手前にある田尻尾根分岐まで行くと衝撃的な通行止め看板が目に飛び込んでくる。
えっ … 通行禁止 … なぜ? … このフレーズが頭の中で繰り返し流れ、現実を受け入れられない葛藤が走馬灯のように流れて行く。まあ単純に
リサーチ不足の上に確認不足なだけであり自分が悪いのであるが、ここまで下ってきてしまえば他に下山ルートは無い。気合を入れて標高差600mを登り返すか
とも頭をよぎるが、あのとてつもない登山者数の大渋滞に巻き込まれるなんてありえない … という訳で、屈辱のロープウェイ下山選択となって
しまった。たかだか600m程度の標高差を下るのに文明の力を使うとは何とも悲しい限りではあるが、自分の撒いた種なので諦めてロープウェイに
乗車するとあっという間に下界へと到着してしまった。4日間天気に恵まれ最高の登山日和が続き山を満喫したが、最後の最後に不完全燃焼で
終了すると全体を通して消化不足気味の感覚でシルバーウィークが終了となった。ロープウェイ代で無駄な出費をしたので温泉の後は気合を
入れて地道で自宅へ向け出発したが、群馬県から三重県はやはり遠く7時間経っても長野県から脱出できず岐阜で力尽き土岐ICから高速
を使用し帰還したのであるが、結果的には帰りの車の運転が最も疲れた印象となってしまった。

【谷川岳ロープウェイ屋外駐車場】 早朝4時半の時点は無料で駐車可

【田尻沢・田尻尾根の登山口】 真っ暗なので注意書に気付かず通過;;

【登山指導センターに立ち寄る】 ここにも注意書があった模様・・・

【西黒尾根登山口】 ここで3箇所目の注意書も見逃す失態

【日本三大急登の1つの西黒尾根】 暗闇のせいか凄い急坂には感じない

【谷川岳の山頂まで後3時間】 まだまだ先は長い・・・

【石がゴロゴロした樹林帯を登る相方】 夜が明けて明るくなった

【赤い実を付けたナナカマド】 季節の移り変わりを感じる

【武尊山方面に昇った朝日】 今日も絶好のお天気のようだ♪

【高倉山(左)と天神山(中央)】 天神平駅も見えている

【登山道に鎖場が登場】 特に難しい箇所ではない

【同箇所を登ってくる相方】

【谷川岳がど〜んと待ち構えている】

【ユウガギクかな】

【リンドウ】

【ウメバチソウ】 もう花も見納めだなぁ

【視界が開けた尾根を進んで行く】 撮影しながらのんびり歩こう

【アザミの仲間なのかな】 タムラソウとは葉が違うようだし・・・

【鎖場をまた一登りすると】

【ラクダの背(コブ)に到着〜】

【ススキ越しの谷川岳】

【ラクダのコル(西黒尾根ガレ沢の頭)】 巌剛新道との分岐点

【岩場の急坂に差し掛かる相方】 前方に先行者の姿が見える

【日本三大急登の片鱗を見せ始める】 この区間は十三年前に下ったなぁ

【ほぼ貸切の西黒尾根】 離れた前後に数人いる程度

【双耳峰の谷川岳が近づいて来た】 トマノ耳(中央)オキノ耳(右)

【イワイチン】 一部の斜面に沢山咲いている

【スラブ状の岩場もある】

【振返り見た同箇所】

【これがザンゲ岩なのかな】

【稜線まで後少し】 周囲はすっかり笹原になった

【トマノ耳とオキノ耳】 西黒尾根ももうすぐ終了

【稜線の分岐にあるケルン】 我々は谷川岳の頂上へと向かう

【少し下に肩の小屋が見える】

【トマノ耳はもう目前】

【谷川岳のトマノ耳に到着!】

【頂上にある方位盤】 頂上は狭いが展望は良い

【次はオキノ耳へ向かおう】 おっ 西斜面が紅葉してる!!

【青空と紅葉の斜面】 思わぬサプライズに気分が高揚する

【オキノ耳の西斜面】

【振返り見るトマノ耳から続く稜線】

【谷川岳のオキノ耳に到着〜】

【茂倉岳(左)と一ノ倉岳(右)】 見えている鳥居は富士浅間神社

【万太郎山方面】 次は周辺の山を歩いて見たいなぁ

【朝日岳方面】 さて、写真を撮りながら下山を開始しよう

【トマノ耳へと戻って行く】

【快晴の空と紅葉のコラボ♪】

【振返り見るオキノ耳の西斜面】

【万太郎山との分岐点】 この分岐から天神尾根方面へ下ろう

【肩の小屋】 休憩する登山者で賑わっている

【ミヤマアキノキリンソウ】

【おし、天神尾根を下ろう】 この辺りは階段状の登山道となっている

【天神ザンゲ岩】 西黒尾根のザンゲ岩とは別物らしい

【笹原の斜面どんどん下る】 徐々に登りの登山者が増えて来た

【色づき始めのムシカリとナナカマド】 思いのほか紅葉が楽しめて満足♪

【俎ー岩稜方面】 昔はこの俎ーが谷川岳だったらしい

【天神尾根を登る数珠繋ぎの登山者】 途切れない登山者に下るのは一苦労;;

【もう一度振返り見る天神尾根】 右上の出っ張りが西黒尾根のザンゲ岩

【天狗の留まり場】 沢山の人で大賑い

【岩場や鎖場もある登山道】 人が多すぎて登山道の撮影はほぼ出来ず

【いわお新道との分岐】

【分岐横にある熊穴沢避難小屋】

【天神峠方面との分岐】

【この辺りは木道が続く】 天神平(ロープウェイ)方面へ進んで行く

【谷川岳がずいぶん遠くなった】 右の尾根が今朝登った西黒尾根

【田尻尾根分岐】 げげっ まさかの通行止め・・・

【朝日岳方面】 通行止めのショックに耐えながら撮影

【天神平にやってきた】 谷川岳ロープウェイ山頂の標識有り

【屈辱の文明の力使用で下山】 不完全燃焼でシルバーウィーク終了〜
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