登山日 |
2015年10月31日(土)〜11月1日(日) |
山域 |
台高山脈【 ー 日出ヶ岳 】
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コースタイム |
【1日目】8時間58分 (休憩・撮影 約51分含む ※歩行タイムは8時間7分)
【2日目】5時間44分 (休憩・撮影 約60分含む ※歩行タイムは4時間44分)
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コース |
【1日目】 宮川第三発電所(5:15)〜能谷川原(5:38)〜千尋滝前休憩所(6:38)〜猪ヶ淵(7:11-7:16 撮影5分)〜ニコニコ滝前休憩所(7:27)〜桃ノ木小屋(8:07-8:16 休憩7分)〜七ッ釜滝休憩所(8:35-8:47 撮影12分)〜光滝(9:23)〜隠滝(9:36)〜与八郎滝(9:45)〜堂倉滝(10:00)〜堂倉避難小屋(10:49-11:04 昼食休憩15分)〜シャクナゲ平(12:03)〜ミネコシ(12:12)〜日出ヶ岳(12:39-12:51 休憩12分)〜ミネコシ(13:13)〜シャクナゲ平(13:21)〜粟谷小屋(14:13 小屋泊)
【2日目】 粟谷小屋(6:29)〜堂倉滝(7:13-7:28 撮影15分)〜与八郎滝(7:43)〜隠滝(7:53)〜光滝(8:06-8:15 撮影9分)〜七ッ釜滝休憩所(8:49-8:57 撮影8分)〜桃ノ木小屋(9:14)〜ニコニコ滝前休憩所(9:47-9:52 撮影5分)〜猪ヶ淵(10:07-10:22 昼食休憩15分)〜千尋滝前休憩所(10:54-11:02 撮影8分)〜能谷川原(11:52)〜宮川第三発電所(12:13)
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天候 |
【1日目】曇り後晴れ(風も無く滝撮影には最適のお天気)
【2日目】晴れ(朝から良いお天気だった)
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駐車場 |
★宮川第三発電所手前の駐車地(無料 5台程),トイレあり(有料)
※少し手前にも駐車場がある。
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日帰り温泉 |
奥伊勢宮川温泉 奥伊勢フォレストピア
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備考 |
★登山ポストは宮川第三発電所手前の駐車地にあります。
★駐車地に有料トイレがあります。
★登山道は特に迷う箇所はありませんが、渓谷沿いの鎖場道が多く有り注意が必要です。
★粟谷小屋付近の水場は水が出ておらず使用不可でした。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)
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【行程イメージ図 宮川第三発電所からのピストンコース】

【断面イメージ図 細かいアップダウンが多い距離が長い1泊2日の小屋泊コース】
当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。
滝の写真を撮りに行きたいなと考えたところ、滝と言えばやはり大杉谷かなという結論に達する。ただどうせ行くなら日出ヶ岳まで登っておきたいが、
山頂往復はさすがに日帰りでは無理なので粟谷小屋に予約を取り久しぶりの泊まり登山の決行である。1日目の行程は登山口から日出ヶ岳に登頂し
粟谷小屋まで下山するという長丁場であるため、まだ暗いうちからヘッドランプを点け出発する。出だしから足場が悪いので明るくなるまでは慎重に
谷沿いの道を進んで行く。京良谷付近から夜も明け始め明るくなった道を進んで行くと、まず 1つ目の大滝である『千尋滝』が対岸上部より流れ落ちている
のが見える。木々が邪魔をし全景を見る事が出来ないのと、展望台から撮影がしにくいというのもあり綺麗な写真を撮るのは難しそうであるが、落差があり
大きな滝である事には違いが無い。千尋滝を通過しほとんど標高を稼ぐことのない細かいアップダウンの連続の道を進んで行くと、休憩に持って来いの
場所である綺麗な景観を誇るシシ淵へと到着する。ゆっくりしたい所であるが先が長いのと帰りにまた通るので写真は全て帰路にしようと考え、足早に
通過し桃の木山の家に到着した所でおにぎりで軽くエネルギー補給をする。ここまで 6q 強の道程であるが標高差は 200m 程度しか稼いでおらず標高差
1300m の行程としてはこの後の急登が気になる所である。(片道約 14q の行程)桃の木小屋を出発ししばらく行くと、今回で最大の滝であり日本百名瀑
にも選定されている『七ツ釜の滝』へと到着する。さすがに迫力ある景観に本日初めて三脚を立て撮影に時間を取る事にする。撮影後に先へと進んで行くと
長年大杉谷が通行止めになった要因である大崩壊地が現れ自然の脅威を感じながら通過し、なかなか迫力で威圧する『光滝』,吊り橋が邪魔をし全景
を見る事が出来ない『隠滝』と進み、最後の滝『堂倉滝』へと到達する。堂倉滝はロケーション的には今回最も気に入った場所であり休憩するには持って来い
の場所である。堂倉滝を過ぎると大杉谷とも別れいよいよ急登の登山道が始まる。樹林帯の登山道を登り林道へと合流すると、本日の宿泊先『粟谷小屋』は
すぐそこである。疲れも溜まりこのまま宿泊すれば楽なのであるが、お昼ご飯を食べて栄養補給した所で後ろ髪を惹かれつつも山頂へ向け出発する。しゃくなげ坂
を登っていくと坂の由来であろうしゃくなげの木が一面に広がっており、花の季節になればすごく綺麗であろうと推測できる。山頂まで到着するとようやく登りから
開放され粟谷小屋まで下り長かった 1日の行程が終了したが、しゃくなげの季節には是非もう 1度訪れて見たいと思っている。粟谷小屋で宿泊手続きを済ませ
部屋を案内されると、山小屋では初体験となる個室でゆったりとくつろぐ事ができ早速、ビールとおつまみで乾杯となる。昼寝をしたあとはお風呂まで入りさっぱり
とした所で夕食となるが、ここで予想外の大宴会に遭遇する事となる。本日は粟谷小屋のおやじさんを守る会の半年に1度の宴会の日だったらしく、賑やかな
宴が始まったのである。特別メニューとして鰹のタタキまでサービスして頂き、しかもビールを常連さん達が冷蔵庫からどんどん持ってきて振る舞ってくれる。
山小屋でただ酒をたくさん飲むのは初めてで少々戸惑ったが、とてつもなく濃いウィスキーを注がれた所で流石にこれ以上飲むと明日の下山に支障を来し
事故を起こすとまずいという気持ちになり退散させて頂いた。その後も談話室で山の先輩方の武勇伝を色々と聞かせて頂き楽しく過ごした、初日の夜が
更けて行ったのであった。2日目は朝食後、下山するだけなのでゆっくりと各滝で休憩し撮影しながら進み昼前に無事登山口へと帰還したが太陽の光で
撮影がうまくいかない滝もありそれが少々残念だった。やはり大杉谷は魅力満載の渓谷でまた再び戻ってこようと考えている。下山後は、『六十尋滝』に
立寄り撮影後、お気に入りの食堂で昼食を頂き帰路へとついた。

【宮川第三発電所手前の駐車地】 手前建物がトイレ(※撮影は下山時)

【発電所横を進むとある大杉登山口】 日出ヶ岳まで14.1qもある・・・

【岩を掘って付けられた鎖場の道】 噂に聞いていた鎖場道が早速登場

【1個目の橋 大日ー吊橋】 真っ暗闇なので慎重に渡ろう

【2個目の橋 能谷吊橋】 大日ー吊橋から10分程

【能谷川原】 この辺りは河原が広くなっているらしい

【3個目の橋 地獄谷吊橋】 能谷吊橋から5分程で近い場所にある

【道標が多く設置されている】 ここより先は浸水時は通行不可とある

【川原の真横を歩く】 この辺りが浸水時通行不可なのだろう

【4個目の橋 日浦杉吊橋】 地獄谷吊橋から40分程

【日浦杉吊橋からの大杉谷】 う〜む 楽しみにしていた紅葉は微妙

【水越谷出合】 登山道に鎖が付けられた箇所が多い

【1つ目の大滝 千尋滝】

【千尋滝前休憩所】 登山口から3.5q・桃ノ木小屋まで2.7q ここでもう一度滝の撮影を試みる

【休憩所からの千尋滝】

【細かいアップダウンが多い登山道】 距離を歩けども標高は上がらない;;

【この区間も鎖場多し】 どれくらい先まで鎖場が続くのだろう

【ずり落ちながらも生きる逞しい木】

【警告の看板も多くある】 転落事故が多いので注意との事だ

【猪ヶ淵付近の渓谷沿いに差し掛かる】 谷へ降りるように道が付いている

【振返り美しい渓谷】 水はエメラルドグリーンで美しい

【正面の奥にニコニコ滝が見える】

【猪ヶ淵(獅子ヶ淵・シシ淵)の標識】

【すこし猪ヶ淵の撮影に挑んでみる】

【帰路に撮影する事にして先へと進もう】 猪ヶ淵を高巻するように登って行く

【こんな所に扉が付いている】 通行止めになるときは閉まるのだろう

【再びニコニコ滝が見えて来た】 高度感ある道を慎重に通過する

【2つ目の大滝 ニコニコ滝】

【休憩所手前の展望所なら全景が見える】

【ニコニコ滝の上部】

【ニコニコ滝前休憩所】 登山口から4.8q・日出ヶ岳まで後9.3q

【休憩所からのニコニコ滝】

【5個目の橋 平等ー吊橋】 日浦杉吊橋から1時間15分程

【大岩壁がそり立つ平等ー】

【岩がゴロゴロした道になった】 目印を辿りながら進んで行く

【6個目の橋 加茂助吊橋】 平等ー吊橋から17分程

【加茂助吊橋を渡るとあるベンチ】 休憩には最適の場所だ

【ベンチ付近からの平等ー】 2つの岩峰が平等な高さで望めるらしい

【相変わらず標高を稼がない横歩き】 細かなアップダウン地獄はまだまだ続く

【7個目の橋 桃の木吊橋】 加茂助吊橋から13分で桃ノ木小屋に到着

【桃ノ木小屋前の大杉谷原生林の看板】 植生の説明を読みながら補給タイム

【下って谷が近づいたと思えば】

【また登って高度感ある道になる】

【先は長いがついつい足が止まる景色】 見えている滝は七ツ釜の最下段だそうだ

【遂にメイン処の七ッ釜滝前に着いた】 登山口から6.9q・日出ヶ岳まで後7.2q

【3つ目の大滝 七ッ釜滝】

【七ッ釜滝から少し進むとあるゲート】 七ッ釜滝〜堂倉滝が昨年開通した区間

【大きくくりぬかれた岩肌の道】 もはや定番となった鎖場はまだまだ続く

【8個目の橋 七ッ釜滝吊橋】 桃の木吊橋から50分(休憩時間等含む)

【七ッ釜滝吊橋からの大杉谷】 吊橋を渡ると沖見沢の標識あり

【道が細い岩壁沿いを歩く相方】 この辺りは要注意箇所

【いよいよ崩壊地に突入】 平成21年の台風により崩壊したとの事

【崩壊地を登る相方】 急ぎ過ぎず、ゆっくりすぎず進もう

【大きな岩の間を通り崩壊地を通過】 正面の奥に光滝が姿を見せ始めた

【シンボルツリーのサワグルミの木】

【4つ目の大滝 光滝】

【そして光滝の右岸を高巻する】 ようやく本日の行程の約半分だ

【9個目の橋 隠滝吊橋】 七ッ釜滝吊橋から37分程

【5つ目の大滝 隠滝】 吊橋下にあるので全容の撮影が出来ない

【隠滝吊橋からみる光滝の落ち口】 本当に見所が多いコースだ

【紅葉を楽しみながら先へと進む】 残念ながら一面の紅葉には出会えず

【6つ目の大滝 与八郎滝】

【渓谷沿いの鎖場はまだ断続的に続く】 マンネリ化せず鎖を持って進まねば

【日出ヶ岳まで後5q!】 まだまだ先は長い・・・

【10個目の橋 堂倉吊橋】 隠滝吊橋から20分程

【最後の堂倉滝吊橋と堂倉滝】 渓谷美の余韻に浸りながら撮影タイム

【落差15mながらも見応えのある堂倉滝】

【堂倉滝からは急勾配となり標高を稼ぐ】 9.4q歩いて標高500m程しか登ってない

【堂倉坂まで登って来た】 ここで大台林道に出合い西へ進む

【粟谷小屋との分岐を登山道本線へ】 上に見えているのが堂倉避難小屋

【堂倉避難小屋の内部は綺麗】 緊急時のみ利用可能で平時は使用禁止

【日出ヶ岳まで後2.6qの標識】 ずいぶん歩いて来たもんだ

【シャクナゲ坂を登り中】 その名の通りシャクナゲが多い

【倒木の根に標識が付いている】 インパクトがあるので目印にもなる

【どんどん標高を上げていく】 キツイキツイ;;

【登山道をふさぐように倒れた大木】

【シャクナゲ平まで登って来た】

【この石楠花が咲く頃に来て見たい!】

【ミネコシ】 遂に日出ヶ岳まで880m!1q切った!

【景色が変わり笹原になった】 出会う登山者も増えて来た

【最後の笹原の階段を登り中】 頂上はもう目前!

【日出ヶ岳に着いた〜】 頂上は多くの人で賑わっている

【頂上にある展望台】 登って景色を楽しむとしよう

【西方面の遠景】 遠くに大普賢岳などを見る事ができる

【さぁ粟谷小屋まで下ろう】 先程登って来た道を下り始める

【りっぱな杉の木を発見】 かなりの大木かと思いきや・・・

【立派な杉の木の裏側】 かなりペラペラに薄い形となっていた

【この分岐点を粟谷小屋方面へ】 行きは右から歩いて来た

【粟谷小屋手前の延命水】 枯れているのか水は出ていない

【延命水横にある大台山住大神】

【本日の宿である粟谷小屋に到着】 長い行程がようやく終了

【小屋前にある可愛い置物】 これはフクロウなんだろうか・・・

【山小屋なのにまさかの個室】 のんびりできて大変うれしい♪

【とりあえずビールで乾杯!】 つまみは家から持参してきた

【本日の晩御飯】 残さず美味しく頂いた

【特別サービスの鰹のタタキ】 宴会中の方からビール等も御馳走になった

【2日目 朝食を頂いてから出発】 今日は滝撮影メインで下山しよう

【本日も良いお天気のようだ】 堂倉滝まではカメラを封印し下って行く

【堂倉滝 その1】 三脚を投入し、じっくり撮影開始

【堂倉滝 その2】

【堂倉滝 その3】 少し角度を変えて撮影してみる このアングルは密かにお気に入りである

【赤・黄・緑で信号みたい!】

【数珠つなぎで登山者が登って来る】 昨日とは違い大賑いの様子

【光滝 その1】 邪魔にならない所で三脚投入

【光滝 その2】 落差40m 裾の広がった美しい斜爆

【サワグルミの木付近の渓谷】 この場所もとても美しい景観

【同箇所を少し位置を変えて撮影】 やはり紅葉最盛期にまた来て見たいなぁ

【崩落場所まで戻って来た】 昨日同様サクッと通過しよう

【筆者的に一番の核心部は対向者なし】 ここでの鉢合わせは避けにくい

【七ツ鎌滝 その1】 展望所からは3段しか見えない

【七ツ釜滝 その2】 スケールが大きい雄大な滝

【平等ーの岩壁】

【ニコニコ滝 その1】

【ニコニコ滝 その2】

【鎖場は下りの方が危険】 ゆっくり下ろうの看板を多く見かけた

【シシ淵とニコニコ滝】 景観美を楽しみながら補給タイム

【ダイモンジソウ】 花がまだ残っていた♪

【千尋滝】

【能谷川原(河原)】 広い河原で休憩にも良さそうだ

【大杉谷の渓谷美 その1】 水が澄んでいてとにかく綺麗

【大杉谷の渓谷美 その2】 季節を変えてまた来よう

【ゴール目前まで下りて来た】 今回の山行も無事終了〜

【おまけ 六十尋滝】
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