【鳳凰山・甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳 2泊3日テント泊(3日目)】

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【薬師岳】 やくしだけ 2780m 【観音岳】 かんのんだけ 2841m
【高嶺】 たかみね 2779m 【アサヨ峰】 あさよみね 2799m
【栗沢山】 くりさわやま 2714m 【甲斐駒ヶ岳】 かいこまがたけ 2967m
【双児山】 ふたごやま 2649m 【仙丈ヶ岳】 せんじょうがたけ 3033m

登山日 2012年7月14日(土)〜16日(月)
山域 南アルプス 【 − 鳳凰山 ・ 甲斐駒ヶ岳 ・ 仙丈ヶ岳 , [三百名山] − アサヨ峰】
コースタイム 【1日目】11時間28分(休憩約1時間28分含む ※歩行タイムは10時間)
【2日目】11時間8分(休憩約1時間10分含む ※歩行タイムは9時間58分)
【3日目】5時間46分(休憩約9分含む テント撤収時間は除く ※歩行タイムは5時間37分)
コース 【1日目】
夜叉神の森(3:38)〜夜叉神峠小屋(4:39-4:46 休憩約7分)〜杖立峠(5:58-6:05 休憩約7分)〜道標ポインント(6:43-6:52 休憩約9分)〜苺平(7:35-7:42 休憩約7分)〜南御室小屋(8:08-8:22 休憩約14分)〜薬師岳(9:51-9:58 休憩約7分)〜観音岳(10:29-10:44 休憩約15分)〜赤抜沢の頭(11:42-11:49 休憩約7分)〜高嶺(12:34-12:45 休憩約11分)〜白鳳峠(13:32-13:36 休憩約4分)〜広河原峠(14:33)〜早川尾根小屋(15:06)

【2日目】
早川尾根小屋(4:09)〜アサヨ峰(6:23-6:30 休憩約7分)〜栗沢山(7:28-7:35 休憩約7分)〜仙水峠(8:34-8:46 休憩約12分)〜駒津峰(10:16-10:26 休憩約10分 ここからサブザック)〜甲斐駒ヶ岳(11:29-11:36 休憩約7分)〜[この区間渋滞]〜駒津峰(12:51-13:07 休憩約16分 ここからザック回収)〜双児山(13:45-13:51 休憩約6分)〜北沢峠(15:03-15:08 休憩約5分)〜北沢駒仙小屋キャンプ場(15:17)

【3日目】
北沢駒仙小屋キャンプ場(4:24)〜二合目(4:55)〜大滝の頭五合目(5:37)〜小仙丈ヶ岳(6:21)〜仙丈ヶ岳(7:12)〜小仙丈ヶ岳(7:58-8:07 休憩約9分)〜[この区間は特に写真撮影で足が止まる]〜大滝の頭五合目(8:57)〜二合目(9:35)〜北沢駒仙小屋キャンプ場(10:00-10:29 テント撤収)〜北沢峠バス停(10:39)

天候 【1日目】雨後曇り時々晴れ間あり (稜線は風が強かったが展望はあった)
【2日目】曇り一時雨 (稜線は風強かったがガスの切れ間もあった)
【3日目】曇り後晴れ (早朝の稜線は強風でガスガスだったが後に見事に晴れた)
駐車場 ★夜叉神の森駐車場(90台程)  トイレと水場が有る
 ※夏山や紅葉シーズンの週末は早めの到着がお勧めです。時間が遅いと満車になります。
 ※夜叉神の森から広河原まではマイカー規制です。詳しくは南アルプス市観光協会のHPをチェック
日帰り温泉 白峰会館(2012年現在550円) ,  桃源天恵泉 白根桃源天笑閣
備考 ★鳳凰山は薬師岳 2780m 観音岳 2841m 地蔵岳 2764mの総称です。
★登山ポストは夜叉神の森や長衛荘などにもあります。
★トイレは各山小屋と夜叉神の森・北沢峠などに有料トイレがあります。
★広河原からの乗合タクシーは時間に関係なく、9人そろった時点で出発(始発から最終最終便までの間)
 ※夏の3連休の帰りだったので広河原は人でごった返していて、タクシーにも行列が出来てました。
 ※広河原〜芦安市営駐車場と広河原〜夜叉神の森までは同料金です。(2012年現在 1100円)
★早川尾根小屋はテント最大15張程、400円/人 水場とトイレが外にあります。
★北沢駒仙小屋はテント100張程、500円/人 水場とトイレが外にあります。
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【行程イメージ図 2泊3日のテント泊全コース】


断片図

【断面イメージ図 2泊3日のテント泊全コース】



断片図

【断面イメージ図 北沢峠から仙丈のピストン 3日目のコース】




【承認番号 平23情使 第733号】
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の了承を得て同院発行の 数値地図25,000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。」
承認を得て作成した地図画像などを複製及び使用するには国土地理院長の承認を得なければなりません。



山行のつぶやき

3日目本日は北沢峠にテントを張ったままでの軽装仙丈岳登山であるため急ぐ必要も無いが、縦走する気が無くなると逆に早めに 北沢峠から退散したくなり4時過ぎに出発する。重いザックを担ぐ必要が無いので順調に標高を稼いでいくが、本日もやはり朝は完全にガスに覆われて おり眺望は望めそうにない。小仙丈岳手前当りから雨交じりのガスに覆われ強風で体が凍える状態の中、仙丈岳山頂へとたどり着いた。山頂は 完全にホワイトアウト状態なほど真っ白で、至近距離から撮った山頂看板も文字が見えない程であった。あまりの寒さに山頂に1分と留まっている事が 出来ず即退散となった。山頂をあとにした所で若干空が明るくなりそうな気配があったため、望みをつなごうと眺望のよさそうな往路から戻る事 とし、だらだらとゆっくり下って行く事とする。徐々に空が明るくなってきて所々青空が覗いてきたが、残念ながら筆者らが林の中の展望が効かない 登山道に入るまではすっきりと晴れる事はなかった。これから一気にガスが上がり北沢峠に到着する頃には周囲の山が全て見渡せるほど天気は 回復しており、2日間1度も姿を見せなかった北岳まで綺麗に現れたのであった。北沢峠に戻るとテントを撤収しバス-乗合タクシーを乗り継ぎ夜叉神駐車場 まで戻ったが、途中経由した広河原はもの凄い人でバス待ちの長蛇の列が出来ていた。この人の波を見た瞬間もう人の多い季節にここに来るのは 当分遠慮したいなと思ってしまった。今回の山行は体力・気力不足により不完全燃焼といった感じで幕を閉じてしまったため、もう一度出直し かなと実感してしまう苦い経験となった。


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【北沢駒仙小屋キャンプ場を出発】
殆どのテントに明かりが付いてる

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【最初は歩きやすい登山道】
樹林帯を登っていく

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【大滝ノ頭五合目】
馬ノ背方面との分岐になっている



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【小仙丈ヶ岳まで登ってきた〜】
またしても残念な展望だぁ・・・

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【ガスガスで強風の稜線を歩く】
霧雨で写真が撮影しにくい;;

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【仙丈小屋方面の分岐】
周回する事も出来る



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【イワウメ】
たくさん咲いていてとても目に着く

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【ミネズオウ】
ピンクの絨毯のようだ

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【オヤマノエンドウ】
紫が一際目につく



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【ミヤマシオガマ】
この辺は見事なお花畑

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【仙丈ヶ岳に到着】
強風と雨で即退散!とにかく寒い・・・

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【下山を始めると雨が止んだ】
降り返ると少し仙丈ヶ岳が見える



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【キバナシャクナゲ】
斜面にも沢山咲いていました

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【コイワカガミ】
あちこちで見る事が出来ました

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【ウラジロナナカマド】
この他にも沢山の花が咲いていた!



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【小仙丈ヶ岳を下る】
ガスも晴れてきたのでゆっくり下りる

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【おぉ〜 鋸岳の稜線がみえた!】
皆さんガスの晴間を狙ってます!

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【振返って見るとこちらも青空が】
もうちょい粘れば良かったかしら・・・



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【栗沢山と甲斐駒方面】
仙水峠のX字が良くわかる

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【三合目まで下りてきた】
すっかり青空になっている

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【緑が美しい登山道】
マイナスイオンでてそうだなぁ



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【見晴らし台から見た北岳】
朝の天気が嘘のような空だ

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【登山口まで戻ってきた】
橋にある水場で喉を潤そう

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【テント場からの仙丈ヶ岳方面】
テント撤収し北沢峠バス停まで歩く



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【クリンソウ】
北沢峠でお花畑になっていました

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【広河原から見た北岳】
大樺沢の雪渓も見える

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【広河原は大賑わい】
乗合タクシーで夜叉神に戻り終了〜




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