白馬三山〜唐松岳 猿倉から八方尾根へ不帰の瞼縦走1泊2日コース(2日目)

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【白馬岳】 しろうまだけ 2932.2m 【杓子岳】 しゃくしだけ 2812m
【白馬鑓ヶ岳】 しろうまやりがたけ 2903.1m 【唐松岳】 からまつだけ 2696.4m

登山日 2014年7月20日(日)〜7月21日(月 ※祝日)
山域 北アルプス【 − 白馬岳 】 【 300名山 唐松岳 】
コースタイム 【1日目】8時間27分 (休憩等、約39分含む ※歩行タイムは7時間48分) 
【2日目】6時間39分 (休憩とリフト・ゴンドラ使用時間、約1時間4分含む ※歩行タイムは5時間35分)
コース 【1日目】
猿倉荘(4:46)〜白馬尻小屋(5:39)〜緊急避難小屋(7:57)〜白馬岳頂上宿舎(8:43)〜白馬山荘(9:07-9:15 休憩8分)〜白馬岳(9:30-9:37 休憩7分)〜旭岳との分岐(9:55-10:02 休憩7分)〜杓子岳(11:10)〜鑓ヶ岳(12:09-12:26 休憩17分)〜白馬鑓温泉との分岐(12:45)〜天狗山荘(13:13 テント泊)
【2日目】
天狗山荘(4:23)〜天狗ノ頭(4:46)〜不帰一峰(5:55)〜不帰二峰(北峰)(6:31-6:39 休憩7分)〜不帰二峰(南峰)(6:51)〜唐松岳(7:27-7:38 休憩11分)〜唐松岳頂上山荘(7:50-7:57 休憩7分)〜丸山ケルン(8:24)〜第3ケルン(9:20)〜八方池山荘(10:11)⇒リフト・ゴンドラ使用(この区間39分)⇒八方駅(10:50)〜八方インフォメーションセンター(11:02)
天候 【1日目】晴れ(稜線は時折ガスが掛かるも良いお天気だった)
【2日目】晴れ時々曇り(ガスが時折掛かるも全般的には良い天気だった)
駐車場 ★猿倉駐車場(無料 70台程) ・ 猿倉荘の前にチップ制トイレがある。
※猿倉駐車所は非常に人気が高く、満車になる事が多い駐車場です。
※3連休の中日の夜10時頃に着きましたが、数台しか空いていませんでした。(前日は悪天)
日帰り温泉 白馬八方温泉温泉 第二郷の湯 ,みみずくの湯 ,おびなたの湯  
備考 ★トイレは猿倉荘の前と各山小屋、八方尾根の第2ケルン付近、八方山荘前にトイレがあります。
※チップ制トイレの為に小銭の準備をしておきましょう〜。
★施設のトイレとしては八方インフォメーションセンター・八方駅・兎平・黒菱平あります。
★登山ポストは猿倉荘に設置されています。
★白馬岳・杓子岳・白馬鑓ヶ岳は「白馬三山」と呼ばれています。
★コース上に迷う箇所はありませんが、不帰の瞼などの岩場の通過は滑落・落石に注意です。
★大雪渓を登るために最低でも軽アイゼンは必要です。
★天狗山荘のテント場は幕営30張り(1000円/人)、無料の水場あり、小屋外にトイレあり。
★八方池山荘から八方駅は八方アルペンラインのリフトとゴンドラを使っています。
★八方駅から八方インフォメーションセンターまでは道路を歩いています。
※八方インフォメーションセンター(白馬八方)はバスターミナルとなっています。
★白馬八方→猿倉着のアルピコ交通猿倉線のバスがあります。
※今回は11:50発に乗りました。乗車時間は25分程 (時刻表は時期により異なります)
◆記載した内容は登山日によるものです。(※あくまでも個人山行の記録です)




行程地図

【行程イメージ図 猿倉から八方尾根の縦走コース】


断片図

【断面イメージ図 アップダウンの多い1泊2日のテント泊コース】




当サイトは「山旅倶楽部」の地図をベースに作成しています。
2014年1月より山旅倶楽部の地図を2次利用する場合は国土地理院への申請が不要となりました。



山行のつぶやき

2日目は今回の目的『不帰瞼』通過である。まずは天狗の頭までなだらかな稜線を歩いて行くと、途中で朝日が昇ってくる。本日もいい天気のようである。 そしてし天狗の大下りを下って行くが、急なガレ場で鎖場も多く慎重にゆっくりと進んで行く。途中、年配のグループの方々がおられストックを直すかどうか思案している 模様であったが、どうみてもここから先ストックは邪魔になるだけだろうと思われる。不帰キレットまで下りここからがアップダウンの連続となり、まずは不帰瞼一峰越えに 取り掛かるが早速鎖場が出迎えてくれる。 不帰瞼は一峰から二峰頂上までが核心部となり、最も高度感が感じられる場所が二峰にかかる長い鎖場であるが、どの場所も鎖がしっかりと付けられており 慎重に通過すれば問題は無い感じである。先週歩いた『八峰キレット』と比べれば『不帰瞼』の方が高度感はあり緊張が強いられる事は間違いない。二峰を 通過すると危険個所は終了し三峰は気付かないまま通過していたようで、ずっと三峰だと思って登っていた山頂に到着すると大勢の人でごった返していて、 おかしいなと思ったらいつの間に唐松岳に到着してしまっていた。唐松岳頂上山荘に立ち寄り五竜岳バッジを購入し(何度も行っているのに何故か五竜バッチ だけ抜けており持っていなかった)予想だにしなかった2週連続の八方尾根下山へと突入する。小屋横からの下山は前回と異なり先週までは閉鎖され ていたルートが解放されていてトラバース道へと変更になっていた。前回の雨の中の下山とは異なり晴天のもとでの八方尾根下山は花も多く写真撮影が忙しく 遅々として進まない。様々な花を見つけながら八方池付近まで来ると観光客が大挙して押し寄せてきており、人気の場所なんだなと改めて実感できた。 何十種類もの花の撮影を行い満足出来る内容であったが、問題はこのうち何枚がピンボケせずに採用出来るレベルであるかどうかなのであるが…。八方池山荘 まで下りリフトに乗ると、先週雨に打たれて寒く辛かったリフトが幻であったかのように高原を吹き抜ける風が涼しく快適で、逆にもっとゆっくりと乗っていたい 気分であった。ゴンドラ終点駅から八方バスターミナルまで歩き猿倉までバスで戻り無事終了となったが 2日間を通し予想以上の天気に恵まれ終わって見れば山旅 を満喫し満足した連休となった。今回の山行で『朝日岳〜蓮華岳』までの後立山連峰縦走が完了し1つの目標達成となった。次の目標は裏銀座縦走路の 制覇であろうか?目標は広がるばかりである。(筆者の気分は日々変わるので目標通りには全く計画は進まないのであるが…)

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【朝焼けの雲海と白馬鑓ヶ岳】
朝3時半に起床してまずは腹ごしらえ
テント撤収後、雲海が染まり始めた

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【雲海を東に見ながら稜線歩き】
何度見てもこの景色は美しい
今日もお天気は良さそうだなぁ

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【今度は西側の空が染まり始めた】
撮影場所を思案しながら進んで行く
この景色を貸切で歩くなんて贅沢



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【天狗の頭で撮影タイム】
神々しい景色にただただ見とれる

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【遂に朝日が昇った!】
朱色に染まる雲海

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【モルゲンロートの立山・剱】
思っていた以上に最高の天気♪



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【鹿島槍へと続く稜線】
朝日に照らされていい感じ♪

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【天狗の大下りを下る先行者】
ここからは岩場・鎖場等に注意

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【大下りにあるちょっと長い鎖場】
重ザックなのでいつもより慎重



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【いまから歩く不帰ノ瞼】
気を引き締めて慎重に行こう

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【不帰キレットから一峰を登る相方】
下に見えている鞍部がキレット

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【ここが不帰一峰のようだ】
一息ついて二峰に向かう



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【不帰二峰への登り】
いよいよ核心部へと突入

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【早速、鎖場のお出まし】

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【鎖場を登る相方】
この辺りは落石に注意



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【核心部もゆっくり行けば問題なし】
但し、落ちれば確実に・・・

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【有名な空中散歩の鉄橋】
短いが高度感は抜群

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【天狗ノ頭と白馬鑓ヶ岳】
足場の良い所で景色を楽しむ♪



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【難所ももう少しで終了】
運よく難所での対向登山者は1組のみ

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【なかなか厳つい不帰二峰(北峰)】
二峰(北峰)のピークで小休憩

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【次は不帰二峰(南峰)へ向かおう】
難所は通過したが気を抜かずに行こう



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【お花畑と唐松岳】
唐松岳が近づいて来た!

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【不帰二峰(南峰)のピーク】
360度の展望が楽しめる♪

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【残すは三峰と唐松岳の踏破のみ】
北峰以降は特に危険個所はなさそう



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【三峰のピークはどれだろう】
三峰の標識を探すも見つからず

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【ハクサンシャクナゲを発見】

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【むっ 唐松岳に着いてしまった】
三峰を通り過ぎてしまったようだ;;



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【唐松岳からの剱・立山遠景】
先週と大違いで超絶景

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【先週歩いた五竜岳】
どっしりとした山容がカッコイイ

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【さて唐松岳頂上山荘に下ろう】
昨日のテント場は大盛況のようだ



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【雲涌く剱岳に別れを告げる】

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【鑓ヶ岳・天狗の頭・不帰の瞼】

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【唐松岳頂上山荘付近のコマクサ】



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【振返り見る唐松岳】
2週連続で頂上を踏破
先週の雨と違い絶好の天気♪

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【トラバース道が開通していた】
先週はまだ通行止めだった
先週果たせなかった花の撮影を開始

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【ミヤマクワガタ】



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【ハクサンボウフウ】

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【天狗の大下り〜不帰の瞼】

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【手前から鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳】



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【雲海にそびえる丸山ケルン】

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【扇雪渓を通過】

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【オオヒョウタンボク】



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【ハクサンチドリ】

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【オオサクラソウ】

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【クロトウヒレンの蕾】



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【オオカラマツ】

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【邪魔にならないよう気を付けて撮影】

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【イワシモツケ】



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【ハクサンタイゲキ】
タカトウダイとよく似ている

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【キバナノカワラマツバ】

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【振返り見る八方尾根】
沢山の人が行き交っている



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【シモツケソウ】

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【イブキジャコウ】

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【八方池は大賑い】



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【ミヤマムラサキ】
残念ながら綺麗な個体が見当たらず

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【チシマギキョウ】
保護ロープで囲われていた

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【第三ケルンを通過】



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【ニッコウキスゲ】
オレンジ色がとても目立つ

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【顔みたいな八方ケルン】

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【第二ケルンを通過】
少し先に期間限定のトイレがある



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【ユキワリソウ】

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【クチバシシオガマ】

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【木道には観光客の方も多くいた】



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【シロバナニガナ】

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【ハッポウウスユキソウ】

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【タテヤマウツボグサ】



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【ハッポウアザミ】

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【キンコウカ】

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【オオコメツツジ】



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【ハッポウワレモコウ】

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【タカトウダイ】
ハクサンタイゲキとそっくりだが
子房に長い毛が無いことで区別

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【八方山荘まで下って来た】
ここからは文明の乗り物で下山



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【黒菱平のニッコウキスゲの群生】
池塘もありいい感じ♪

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【オニシモツケ】

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【カライトソウ】
ピンクの毛虫に見えてしまう・・・



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【天気の良いリフトは快適♪】
バスで猿倉に戻り無事終了〜

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【白馬八方温泉温泉 第二郷の湯】
温泉で汗を流しサッパリ

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【御褒美の信州そば】
お腹も満たされ大満足♪




1日目 猿倉〜白馬三山〜天狗山荘へ



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